2011年01月22日

才能と時流、島田紳助さんに学ぶ

「紳竜の研究」という2枚組DVDを観ました。

起業家やコンサルタントの間では、
かなり話題になった(いまだなっている)ものです。

2007年3月NSC(吉本総合芸能学院)でただ一度だけ開催された
紳助さんの特別限定授業などが収録されていますが、
「笑いの教科書の作り方」
「売れるために一番大切なこと」
「M-1の戦い方」
などの内容を通じて、
ビジネスにも完全に通じる素晴らしい紳助論が展開されています。

吉本総合芸能学院は、
吉本興業が1982年(東京校は1995年)に創立した、
主に新人タレントを育成する目的で作られた養成所。

通称はNSC(New Star Creation)。

大阪校第1期生のダウンタウンを初めとして、
今田耕司、山崎邦正、雨上がり決死隊、ナインティナイン、
中川家、陣内智則、次長課長、キングコング、友近など。

東京校からは品川庄司、インパルス、ロバート、森三中、
ハリセンボン、オリエンタルラジオ、はんにゃ、エド・はるみ、
渡辺直美らを輩出しています。
参考出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

普段は見られない紳助さんの真摯な講話。

僕が感銘を受けたのは以下です。
 ●才能が5でも、努力が1ならば、掛け算しても「5」。
  両方とも5なら、掛け算すれは「25」。
 ●プロならば、誰もがしている努力があるとして、
  それを自らがしていたとしても、それを努力とは言わない。 
 ●プロ野球の選手が1日500本素振りをするのは当たり前。
  その1本1本に、どんな意識を持っているかが分かれ目。
 ●紳助竜介の漫才は20歳~35歳までがターゲット。
  一部に熱狂的ファンを作ることが大切。
 ●まずは、自分がどんなことがしたいのか?
  どういう漫才をする?
  そしてそれは時流に合っているかの判断を行う。
 ●負けることはしない、勝てるところでしか勝負しない。 
 ●公式や根拠が大切。
  そのためには「自分の戦力=X」「世の中の流れ=Y」を掴む。 
 ●XとYを、完全に把握していないと一発屋で終わる。
  世の中に自分を、必死で合わせていく!
 ●心で記憶したことは絶対に忘れない。
  高校時代に習った数式や歴史は、頭で覚えたから忘れる。
  しかし、ダチと交わした会話は事細かに覚えている。
 ●いいネタなど1年に2個か3個。
  その辺に転がっているネタを「感じる心」で料理する。
 ●成功した今、若い人に負けているのは「夢の大きさと数」。
  もし、10億円で買えるなら絶対に買いたい。

2時間の講義で、
原稿らしい原稿も持たずに「伝える」紳助さんを観ていて、
かなり憧れてしまいました。

 ・他館と同じチラシ。
 ・他ホテルと同じCM。
 ・記憶に残らないホームページ。

努力の方向が、他と一緒なら、同じ土俵での勝負となり、
価格競争による共倒れが待っています。

「負ける場所には行かない」

ともすれば卑怯ともとれるこんな言葉も、
彼の哲学の前では真理です。

「自分の発想が正しいことを証明してみせる」

知る人ぞ知る彼は、
多くのビジネスを手掛ける起業家でもあります。

紳助さんは、あまりにも大物になりすぎて、
その傲慢さを叩かれることもありますが、
僕が提唱・研磨している
 
 「商売とは相思相愛を探し出逢う旅」
 「やり方より、あり方」
 「クチコミは起こすものじゃなく、起きるもの」
 「集客じゃなく、来客。集めるじゃなく、集まる」
 「共感商売を!」

にも、通じる話しが多く、とても刺激を受けたDVDでした。

学生時代、落語研究会に所属していたこともあり、
僕は「お笑い」が大好きです。

芸能界の厳しさはひとしおですが、
人を笑顔にし、人生を豊かにしてくれる煌めきある
トップランナーたちを、心から尊敬しています。

ところで、この伝説の講義内容の素晴らしさを、
あちこちで聞き及び、気になっていた僕に
最後のトドメを指した人は、
株式会社アイマムの加藤芳久さん。
http://www.i-mam.co.jp/

彼もまた『絆づくり通信』というメルマガを発行しており、
そこでも激賞されていたDVDなわけで、
つい、アマゾンさんで購入してしまったのでした。

宜しければ、彼のメルマガもどうぞ!
https://55auto.biz/imam/touroku/kizuna.htm


★「商売とは相思相愛を探す旅」
株式会社 乾杯・KANPAI
http://www.kanpai-kanpai.com/
業種を問わず大好評のメルマガ↓です。
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タグ :お笑い

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Posted by しるばーうるふ at 13:33│Comments(0)こころ
 
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