2011年01月11日

「君は今まで、親の体を洗ったことがあるかね」

今日は「面白い話」というより、感動し、涙した話です。 

株式会社新規開拓 http://www.shinkikaitaku.jp/   
朝倉千恵子様のメルマガで拝読しました。

(以下、抜粋)
ある青年が、一流企業の入社試験で、
社長から、こんな質問を受けました。
「いいえ、一度もありません」
と答えると、社長は、意外なことを言ったのです。
「君、すまないが明日この時間にここへ来てくれないか。
 それまでに、親の体を洗ってきてほしいのだか、できるか」
「はい、何でもないことです」
と、青年は答えて家に帰りました。
父親は、彼が幼い時に亡くなりました。
母親は、一人で必死に働いて子供を大学まで出させたのです。
彼は、
「お母さんが呉服の行商から帰ったら、足を洗ってあげよう」
と思い、たらいに水をくんで待っていました。
帰宅した母親は、
「足ぐらい自分で洗うよ」
と言います。事情を話すと、
「そんなら洗ってもらおうか」
と、縁側に腰をおろしました。
「さあ、ここへ足を入れて」
と、青年はたらいを持ってきます。
母親は言われるとおりにしていました。
彼は、左手で母親の足を握りました。
しかし、洗うはずの右手が動きません。
そのまま両手で母親の足にすがりつき、
声をあげて泣いてしまったのです。
「お母さんの足が、こんなに硬くなっている・・・・・。
 棒のようになっている・・・・・。 
 学生時代に毎月送ってもらっていたお金を
 “当たり前”のように使っていたが、
 これほど苦労をかけていたとは・・・・・」
と知らされ、泣かずにはおれなかったのです。
翌日、青年は、社長に、
「私は、この会社を受験したおかげで、
 どの学校でも教えてくれなたった親の『恩』ということを、
 初めて知らせてもらいました。ありがとうございました」
とうれしそうに言ったそうです。
(ここまで)

これは、ある本に書かれていたエピソード。

『親のこころ』「ありがとう」が涙で言えなくて…(1万年堂出版)

僕も痛感します。

親との関係がこじれている人たちが、
どんな人生を歩んでいるかを経験上、
いろいろと見てきました。

自分を好きになるとは、自分を許し、認めることであり、
自分を受け入れている人は、
他人をも、きちんと受け入れることができます。

他者を許せない人は、自分を許していない人です。

その原点は、親との関係性の中にあると想うのです。


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Posted by しるばーうるふ at 10:08│Comments(0)こころ
 
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