2011年11月19日
地方発ブランド戦略「担当者の選定」について
こんにちは、菜食美人社長畠山さゆりです♪
わたしからは「地方発ブランド戦略のいろは」シリーズでお届けいたします。
2004年から実家の無農薬玄米を「惣兵衛米」と名付けてネットショッピング界に参入。
名もなき新参ブランドを初年度から完売させ、今ではその玄米が
食べられるカフェを2軒経営しながら順調にファンを増やし続けております。
また、釜石の小野食品さまの小売り用ブランド「三陸おのや」さんの
WEBコンサルティングに携わること数年、自社ブランドと他社ブランド
両方のブランド戦略について実践で身に着けたノウハウをみなさまに
お伝えできればと思います。
第一回 担当者の選定について
気になる第一回目は意外にも?
ネットの担当者についてのお話です。
驚くべきことに、いまだに地方の経営者の中には、インターネットの
担当者は「パソコンに詳しい人」が適任と考えている人が多いのです。
かくして、高校で情報処理科にいた新卒の社員とか社内でネットに
詳しいと判断された若手の社員がネットの担当者に選ばれるのです。
しかも新商品を全国展開するために新たに開設したネットショップの
運営すべてを任されるという暴挙に出るケースもあるのです。
直接物品や客室、サービスを売買しなくとも売上に貢献する大きな
媒体という意味では自社のWEBサイトの運営についても同じことが
言えますね。
ここではっきりお伝えします。
ネットショップを立ち上げる、ということは
「中国に支店を出す」
と同義語という認識をもってください。
ネットショップの担当者は中国支店の支店長、事業部長というわけです。
あなたは、異国で商売を始めるにあたって責任者に若手の社員を
任命しますか?という話です。
おそらく社内でもマーケティングや販売に精通した選り抜きの社員、
営業本部長クラスの人材、規模の小さい会社であれば、取締役クラス、
もしくは社長自らが陣頭指揮をとるのではないでしょうか。
ここ15年くらい成長を続けるネットの世界に今から参入するなんて
後発も後発なわけですね。
そのマーケットの中で、自社商品を認知させ、購入していただき、
売上を伸ばし続けるということは他の仕事の片手間ではできません。
しかも、今後は商圏を全国にむけてネット販売を自社の売上の柱に
したいなんて軽々しくおっしゃいますが、売上の柱を入れ替えると
いうこと自体社運をかけてとりくむべき大事業だという自覚を持ってくださいね。
まずは、経営者のみなさんが自ら「自分がネット戦略の責任者だ」
という自覚をもってください。
その上でオペレーションの担当者を若手社員に任命してください。
社長が理解しえない戦略は社員にも伝わりっこない、ということを
肝に銘じ、自分が腰をすえてネット戦略にとりくむのだ、という自覚を
もってくださいね♪
それでは第2回 ネットだけで商品は売れない でお愛しましょう。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
Posted by しるばーうるふ at 23:11│Comments(0)
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