2011年01月25日

ほぼ確実に受け取ってもらえるツール

いつものように、是非、
ご自身の商売に照らしてお読みいただきたいと想います。

何か役に立つことは無いか?
何か閃きを得る部分は無いか?
そんな目線でお読みいただくと効果効能があります(^^)。

さて、チラシやかわら版(情報誌)、
DMやノベルティーなど、
お手渡しも前提にして制作されたものの中で、
最も「受け取ってもらえる確率が高いもの」は名刺です。

昨今は、名刺専門のクリエイターも
複数登場し活躍していますよね。

僕の友人にも、複数居ます。
(特に、以前ご紹介した新潟の彼は最強でしょうねぇ(^_-)-☆。スゴイ!)
 http://www.bishamondo.com/

僕の顧問先様でも、名刺を見直すことが増えています。

というのは、販促の結果を出すために、

 ・出逢いや面談の精度を上げたいからです。
 ・名前を覚えてもらいたいからです。
 ・人柄や哲学を伝えたいからです。
 ・親近感を持ってもらいたいからです。
 ・いざというときに想い出してもらいたいからです。

僕自身は売込ゼロ主義の人なのでアレですが(アレって何だ~っ)、
僕のクライアント様が結果を出すために、
名刺のてこ入れもします。

何しろ、確実に受け取ってもらえますからね、名刺は。

今日は、結果の出る名刺の「要件定義」です(^^)。

名刺を考えることは「事業ドメイン」を考えることと同義です。

僕の販促の基本は

「お客様との会話の量を増やす、質をあげる。」

ですよね。

その範疇に名刺もあります。

名刺に香りをつける。
名刺に使う色に意味を持たせる。
名刺の紙質に凝る。
名刺のカタチや大きさに変化をつける。

上記は、それぞれ、意図と意味と目的がなければなりませんが、
その効果はいずれも

「お客様との会話の量を増やす、質をあげる。」

につながります。

もちろん最終着地点は、

「両想いのお取引先を見い出し、
 互いにメリットのある仕事につなげ、
 互いのお客様にとって、最終価値を提供すること」

です。

では、名刺には、どんな意味とコンテンツが必要になるでしょうか?

以下に解説します。

いつもの言い方をすれば、

「誰のために、何のために」

が明確な名刺が、
いい名刺と言えるでしょう。

 (1)個人名
 (2)お役職
 (3)会社名
 (4)受け取った相手の悩みや希望
 (5)相手の悩みや希望を叶える手段
 (6)相手に届くフレーズ
 (7)信条や理由や証拠
 (8)人となりを伝えるプロフィール
 (9)職業が分かる写真かイラスト
 (10)肩書き
 (11)連絡先、連絡方法

(1)~(3)は問題ないと思いますが、
(4)と(5)はどうですか?

ご自身の商売にあてはめて考えるチェック用クエスチョンは以下。

 ●あなたのお客様の悩みは何ですか?
 ●同様に、希望は?
 ●あなたの事業やサービスでその悩みは解決できますか?
 ●解決できるとしたらどんな手段ですか?

そして上記を補足したり、裏付ける機能は(6)~(8)です。

まず、相手に届くフレーズとは、
心に突き刺さるフレーズです。

「この人は、私を分かってくれるかも」
と想ってもらうもの。

あるいは、難しいことを簡単に伝えるフレーズです。

「え、どういうこと?」
と興味を喚起させるものであったり、
「そうそう、分かるな~」
と共感してもらうものであったり。

ちょっと例を書けば、
僕の顧問先様である資産運用会社の専門的商品名に
「私募債」というものがあります。

この商品は、ほぼ間違いのない元金保証をベースにした
高金利運用サービスです。

しかしこれでは、分からない人には分からない。

分からない人を切り捨てるのではなく、
分からない人に分かってもらい、
「新たな市場を拓くため」に、
以下のようなフレーズはどうでしょう。

 「私たち夫婦は、毎年の海外旅行が実質無料になりました」
 「焼き肉好きの私ですが、焼き肉代は、これで賄っています」
 「趣味のダンスにかかるお金はすべて資産運用で足りています」

いきなり「私募債」の説明をするよりは、
まずは「興味喚起」していただくことで、
相手が「訊く体制」になれますよね。

「え、それって、どういうことですか?」

相手からの質問に答えることを、
売り込みとは呼びません(^_-)-☆

この例は「お客様の台詞で書くリードコピー」ですが、
他にもいろんなパターンがありますよね。

信条や理由や証拠も大事です。

ここに共感してもらえたら、
勘定(見積り)は、感情(あなたやあなたの会社が好き)に変換され、
お客様の創造につながります。

 ・なぜ、この事業をしているのか?
 ・何のために、誰のためにやっているのか?

その事業をしている理由、
この商品を売っている理由に「共感」してもらえたら、
機能、スペック、値段、スピードを補って
余りあるお取引が成立するでしょう。

 ・子供の頃の原体験が今の仕事の原点
 ・身内の歴史に基づく商売の醍醐味
 ・ビジネスで得た教訓を活かしたい情熱
 ・社会的使命を自覚した無私の境地

こうしたことを詳らかにすると、
それが証拠となり、信頼を得ます。

自らの衝動と人の役に立つ商品の狭間に、
事業繁栄の鍵があります。

そして、プロフィール。

 ●出身地
 ●出身校
 ●干支
 ●血液型
 ●生年月日

などは、はじめての人との基本的会話の要素ですよね。

ビジネスと直接つながらなくても、
積極的に記載することをオススメしますし、
その他にも、

 ●職業暦 
 ●趣味 
 ●得意な事 
 ●好きな事 
 ●苦手なもの 
 ●個人的に悩んでいること
 ●家族自慢 
 ●好きな言葉 
 ●座右の銘 
 ●好きな作家・画家 
 ●好きな音楽・音楽家 
 ●好きな映画・本・物語
 ●時間とお金があったらやりたいこと 
 ●個人的な夢 
 ●事業分野での夢、どんな会社にしたいか

こうしたコンテンツは、
渡した相手に親近感をもっていただくための
「意外に重要」な役割を果たします。

さて、(9)~(11)です。

職業が分かる写真かイラストについては、そのまんま。

人を動かすのは「文字」ですが、
人を一発で捉えるのは「写真(イラスト)」ですからね。

肩書きについては、昨今いろいろありますが、
「提供できる、解決できること+職種」がいいようです。

 ・あなたをお金の心配から解放するライフプランナーとか、
 ・賃金が自動膨張しない人事制度を創る社会保険労務士とか、
 ・65歳以上百歳までの高齢者専門のツアーコンダクターとか、

「提供できる、解決できること+職種」です。

ただ、職業にも寄りますが、
あまりにも凝ったものや、悪乗りしたものは、
ビジネスシーンでは不向きの場合がありますのでご注意を。

最後に、連絡先、連絡方法。

渡した相手に「どんな行動をとって欲しいのか」を明確にし、
連絡方法は複数用意しましょう。

電話、FAX、Eメールはもちろんですが、
例えば携帯電話番号の脇に、

365日24時間OKとか、
「移動オフィスです」

などのキャプションを入れて、
相手が連絡しやすい環境を創って差し上げると効果が高いです。

まとめますと、

 ★独自の理念
 ★独自の機能
 ★自己の開示

を、名刺に組み込むことで、
「記憶定着と想起率アップ」が果たされて、
仕事に成って行くのだと実感します。

ということで、今日は名刺の話題でしたが、
名刺を考えることは「事業ドメイン」を考えることと同義ですよね。

あり方や、やり方が分かっても、
行動してカタチにするのはまた「別次元の話」です。

「分かっている人」は多いですが、
実際に智恵と時間を使って「やっている人」は少ない。

名刺に限らず、
やろうと想ってから1ヶ月以上経過しているものはありませんか?

もし、ご自身でできない場合は、プロに依頼しましょう。

僕でもいいですが、やはり彼をオススメしておきます。
 http://www.bishamondo.com/

松尾さんからの紹介ですって言えば、
金銭以外で、何かいいコトあるかもね(笑)。


★「商売とは相思相愛を探す旅」
株式会社 乾杯・KANPAI
http://www.kanpai-kanpai.com/
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Posted by しるばーうるふ at 11:32│Comments(0)しごと
 
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