2011年01月17日

何でもできるシリーズ

ホテル旅館は
「環境、施設、料理、サービス、衣・食・住」。

小売からエンターティメントまでを実現できる
最強のステージです。

規模の大小を問わず「集客視点」でも、
どんな業種にも負けません。

ただ、気をつけたいのは、次の真実。

集客とは、お客様を集めることではなく、
お客様が、自然に集まる環境を創ること。

「集めるじゃなく、集まる」

日々気をつけないと忘れがちになる真理です。

お客様が集まる環境とは、
「歓迎されるコンセプト」
のこと。

商品であり、内容であり、想いであり、共感であり、コンテンツ。
・・・・・です。

では、どうするのか?

ちょっと面白いエピソードをご紹介します。

知人からの相談で、ある中古車販売の企業の
「セールスプロモーション」
を考えて欲しいとの依頼がありました。

僕は、どこまで行っても「宿泊施設様専門」ですが、
僕のお世話になっている宿泊施設様とのタイアップや
アライアンスが可能な業界であり、
これもご縁だと想い、まずはお話しを聞いてみることに。

結論は、以下の4本柱での提案をすることにしました。
 1、コミュニケーション
 2、ツール
 3、場内販促
 4、メディア

この中で「3、場内販促」がありますが、
ベースとなる考え方は「地域との共生」。

どんなオーナーでも、自分の施設内で、
スタッフやお客様の「笑顔や笑い声が溢れる」ことを
夢見ています。

これは、装置産業なら、いや、そうでなくても、
自分の事業で多くの人の笑顔を創ることができるなら、
それが本望でしょう。

幸せの正体とは「人の役に立つこと」なのですから。

先方の社長様も、
中古車を「ファミリーパートナー」と位置づけ、
家族の笑顔に貢献したい、
地域の人たちから歓迎される会社になりたいと、
心の深いところでお考えのようでした。

先に書いた4本柱は、四輪駆動のように連動して、
その夢が実現するように設計しましたが、
ここでは長くなるので、「場内販促」の話題に戻ります。

提案は以下のようなもの(抜粋)です。

ご自身の施設や事業で「使える発想がないか?」
と考えながらお読みくださいませ。

少なくとも、以下のようなアイディアを
日々繰り返している中古車屋さんを僕は知りませんから、
今後、楽しんで進めたいと想います。

 ●あの広い場内スペースがあれば、何でもできるシリーズ
  ・たい焼き屋さん誘致
  ・毎週金曜日は「金魚すくいの日」
  ・芝生と遊具は合うよね~。お父さんも安心です。
  ・家族との写真コンテストでもやりますか?
  ・似顔絵コンテストでもいいね~。

 ●あの室内スペースがあれば、何でもできるシリーズ
  ・地域のイラスト展その地方で活躍するイラストレーター。
    彼ら彼女たちに、
    「 自由に展示できる月替わりのスペース」
    として提供。
    イラストレーターにとっては発表の場。
    中古車屋さんにとっては演出の場。
    ご来場のお客様にとっては想い出の場。  
  ・発展系として、ご成約いただいた方の中から抽選で、
   車と一緒の写真を、イラストにしてあげましょう!
   (一定期間場内展示後、プレゼント!)
  ・さらに発展系として、地元に目を向けてみると、
    例えば・・・・、
     ☆絵画を飾りたい絵描き
     ☆人前で踊りたいダンスチーム
     ☆場数を踏みたいミュージシャン
     ☆創作意欲旺盛な書家
     ☆技術を試したいネイリスト
    などが多くいるのでは???
    そんな人たちを、あの室内スペースで・・・・
    どうでしょう?
    その方々は、安価で、むしろ無償で、
    素敵な空間に自分の作品が展示されることを
    望むかもしれませんよね。  
  ・近所のママさんたちの「溜まり場」として開放する。
   あるいは、託児所として活用する。
  ・カルチャースクールをしてもいいよね。
    開放的で空間があるから、いい集いの場です。
  ・近くの高校の吹奏楽部の演奏会。
  ・近くの小学校の生徒さんたちが描いた絵画展示。

 ●壁にどんなものを掲示すればいいかアイディアフラッシュも。
  ・お客様と車の購買決定時写真
  ・思い出写真コンテスト
  ・お手紙いただきました
   (中古車屋さんに手紙を書く人なんて「今は」いないけどね。
    ブログへのレスでもいいから頑張りたいかなと)
  ・ひと目で忘れないオブジェ
   (イベントのとき、窒素ガスを入れた車風船を
    数十匹浮遊させるだけでも楽しい)

以上、抜粋でしたが、面白いアイディア、
ありきたりなアイディアが混在しているかと想います。

でも、自分の家族の「イラスト」が展示されているとなれば、
車を購入した後でも来ますし、
当然、人に言いたくなりますよね!

こんなイベントやキャンペーンであれば、人は来ます。

 ※すべてに言えることですが「クチコミの最大化」がミソです。
 ※これらを徹底さえすれば、マスコミだって放っておきません。

ただ、実際はアイディア以上に、
現場力がモノを言う世界ですよね。

この世には、つまらないものや、
使えないアイディアなどありませんが、
つまらない人はいるかもしれません。

実施者の「ノリ」が大切です。

その「ノリや、ヤル気や、発想力」をつけていただくのも、
僕の販促チームの志事です。

さて、宿泊施設様の話題に戻りますが、
上記のようなアイディアを、
実行に移している宿泊施設様の少なさに驚きます。

場内販促・館内販促は、ホテル様、旅館様では
日常の話題であるにも関わらず、
そうした「遊び心」を発揮している施設様は
意外な程少ないと感じています。

それは、

 ◆現場に来ない経営者や、
 ◆日々の業務に埋没するスタッフに、

原因があるケースが多いからだと思うわけです。

できていない施設様が多いということは・・・。

同業者間での「同質化競走」から
抜け出すチャンスですね(^^)。

鍛錬塾の販売促進における不変のテーマは、

「お客様との会話の質を上げ、その量を劇的に増やす!」
「お客様との会話の質を上げ、その量を劇的に増やす!」
「お客様との会話の質を上げ、その量を劇的に増やす!」

・・・・です(^_^;)。

それがあってのWEB、チラシ、パンフ、雑誌、テレビ。

今日来てくださっているお客様に
喜んでいただくことを最優先し、
販促を組み立てることをオススメします。

あなたにとっての「事業伸展のヒント」になれば嬉しいです。

釈迦に説法、失礼いたしました。


★「商売とは相思相愛を探す旅」
株式会社 乾杯・KANPAI
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Posted by しるばーうるふ at 18:23│Comments(0)しごと
 
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