2011年01月16日

選ばれるホームページになるためのチェックポイント

先に結論を記します。

「語りかける視点」で構築するのが
成約率アップに繋がる基本。

さて、宿泊施設様のWEB環境、販促における市場状況は、
ここ数年で様変わりし続けています。

旅行とは、すべての人が購買対象となる商品ですが、
需要と供給のバランスが再構成されているということです。

多くの宿泊施設様がホームページを持つようになり、
ホームページの制作レベル、構築ノウハウも向上してきました。

インバウンドはともかく、国内縮小市場に対して、
投入されるサイト数は・・・・
今日も増え続けていますよねぇ(^_^;)。

多くの宿泊施設のホームページに埋没せず、
お客様の目に留まり、予約をしていただくには、
どのようなことを網羅しておく必要があるのでしょうか?
 (1)親しみやすさがあるかどうか?
 (2)信頼・安心感があるかどうか?
 (3)旅行の計画段階からイメージできるか?
 (4)かの星野リゾートさんのサイト改修ノウハウをチェック!
 (5)必要に応じて、団体予約フォームを!
 (6)宿泊施設のホームページに必要なコンテンツとは?

「やり方より、あり方」を提唱する僕にしては、
ノウハウっぽい内容ですね(^^)。

って、いやいや、これは「両輪」ですから。

「やり方」を通して「あり方」を考えます。

【選ばれるホームページになるためのチェックポイント】
(1)親しみやすさがあるかどうか?
   主人や女将、あるいはスタッフの顔写真が
   掲載されていると安心感が演出できます。
   イラストや本文の台詞回しでも表現できます。
   さらにブログや掲示板等のコミュニケーションツールが
   あるとより伝わりますよね。
   特にブログについては、近年、益々重要性が増してきています。
   ポイントは沢山あるのですが、
   簡単なものとして、カテゴリーの使い方があります。
   本サイトとの連動を密にし、相乗効果を発揮できますが、
   詳細はまたの機会に。

(2)信頼・安心感があるかどうか?
   一番は「お客様の声」の掲載ですよね。
   アナログで掲載するか、システムで自動化するかは別にして、
   すでに利用した体験者の声こそ、雄弁です。
   さらに「当館が、お客様から選ばれる理由」ページなども有効。
   もはや、流行という感もありますが、
   宿の「想い」や「コンセプト」を分かり安く表現し、
   予約者の「共感」を得ることは重要。
   でも「○○旅館、七つの秘密」なんかは、もう、古い手法かなと。
   勿論、古くても効果はありますが、
   アイディアパーソンの松尾としては別の切り口を使っています。
   鍛錬塾事業スタート半年。
   すでに5つのサイトを構築し、
   それぞれが違う切り口での表現をしています。
   (あ、でも僕はホームページ制作がメインではありません(^_^;)
    販促全体のプランニングとディレクションがメインです)

(3)旅行の計画段階からイメージできるか?
   周辺観光施設と連動した「旅」のコーディネートの視点があると
   旅行者にイメージさせやすくなります。
   過ごし方を紹介したコンテンツや観光モデルコースを
   紹介したページなどを用意することで宿泊するイメージが広がります。
    参考サイト:水上館様 水上温泉の過ごし方ページ
          http://www.minakamikan.com/stay/index.html
   夫婦で過ごす、女性グループで過ごす、家族で過ごす、
   カップルで過ごす、団体で過ごすとターゲット毎に
   過ごし方が掲載されています。
   (ここは船○総研さんがご指導されているようです。
    流石に、素晴らしいホームページだと想います。)

(4)かの星野リゾートさんのサイト改修ノウハウをチェック!
   有効な経営資源があるものの経営難に苦しんでいる旅館に
   新しい風を吹き込み再生している、
   かの星野リゾートさんのホームページ改修ポイントは
   以下の三つです。
    ■トップページの改善については、
     旅行者の関心が高い「食事」「客室」「温泉」を
     目立つ位置に置くと良い。
    ■ナビゲーションの改善ポイントを挙げるなら、
     すべてのページに、宿泊予約へのリンクを
     上部、下部、右サイドの3箇所に表示すると良い。
    ■泊まりたくなる演出として、ユーザーの目線で写真を選択。
     おいしそうな料理や清潔感あふれる広々とした風呂の写真を
     掲載すると良い。
   なるほどですね。王道こそ近道です。

(5)必要に応じて、団体予約フォームを!
   ホームページは、団体旅行の下調べをしている幹事様も
   閲覧されています。当然ですが。
   その割には、団体向けページをお持ちのところは少ないですね。
   その幹事様へ向けて気軽にお問合せいただけるように
   お問合せフォームを用意しておくと有効です。
   予め入力項目が設定されているのでお問合せの敷居を下げる事にもなります。
    例:ホテルニュー水戸屋様 団体宴会お問合せフォーム
      http://www.mitoya-group.co.jp/component/content/article/18.html
   水戸屋様の場合お問合せフォームから始まっていますが、
   団体や宴会の紹介ページを作成し
   そこからお問合せフォームへリンクさせる方法もあります。
   (ここの予約システム提供会社は、
    コンサルレベルは比較的高い!
    僕も水戸屋様とは、ちょっとだけご縁があり、
    このサイトのアクセス数なども存じ上げていますが
    数値はトップレベルです)
   無論ですが、水戸屋様が素晴らしい旅館だからこその話です。

(6)宿泊施設のホームページに必要なコンテンツの再精査
   我が旅館ホテルの規模や特徴、
   売りや評判などを総合的に判断し、
   ホームページの内容を再度精査していただきたいと想います。
   ここでは【トップページ】についてのみ記します。
    ・ヘッダー
      タイトルとロゴで、何のサイトかが分かるように。
      デザイン的にも、SEO的にも、軸がぶれないようにしたいです。
      あと、意外にも「電話番号(24時間、365日)」が
      目立たない施設様も散見されます。
      サイト閲覧時の「目線」はZ字型、F字型に動きますので、
      ヘッダー右上に大きく入れてください。
    ・ナビゲーション
      ページ移動をスムースにするボタンレイアウトです。
      基本的には全ページ共通のスタイルにて表示したいですよね。
      また、一目で「クリックできる」と認識できるデザインを。
    ・予約ボタン
      プラン一覧や予約カレンダー、
      旅行形態別カテゴリーページへ誘導するためのボタンです。
      予約導線ですので、
      なるべく目立つ「色とデザインと場所」が望ましい。
      ページ最上部、ナビボタン、日付検索ボックス、
      ターゲットページ毎のバナータイプ、フッダー近くなど、
      閲覧の先回りを設計しましょう。
    ・フラッシュ
      フラッシュムービーは効果的なツールです。
      但し、サイト閲覧開始3秒以内のインパクトを
      心がけていただきたいです。
      3秒以内で、「こだわりや特徴」が垣間見れる画像と
      キャッチコピーを躍らせましょう。

以上、ざっとポイントのみですが、
他にも
【お部屋ページ】
【お風呂ページ】
【料理ページ】
【館内紹介ページ】
【観光案内ページ】
【アクセスページ】
【お問合せページ】
などがあり、
それぞれについて
「必須情報の確認」

「効果的表現の工夫」
をしたいです。

なぜなら、それが「心配り」だからですよね?

宿泊施設様は、おもてなしを買っていただく事業でもあります。

「必須情報とは?効果的表現とは?」
については、あまりに長くなりますので割愛しますが、
ある方が、宿のホームページを称して、
ユニークで本質的な表現をしていました。

「ホームページとは、ネット女将である」
素晴らしい!

対面じゃなくとも、
気配りと心配りが嬉しく感じるホームページなら、
まるで直接女将さんから説明を受けているような
印象を与えることができるかもしれません。

「語りかける視点」で構築するのが
成約率アップに繋がる基本です。

そしてちなみに「語りかける」には、
ライティング(書く)の勉強と実践も
必要になってきますね。

なかなか大変なことですが、
ホームページを考えるイコール、
=自社の商品やサービスを棚卸しすること。

制作会社任せにせず、一緒にがんばりましょう(^^)!

さて、ネット販売には、サイト自体の作りこみ、
表現による「成約率アップ」と同時に、
・・・「 アクセスアップ 」という課題があります。
 ・SEO(検索エンジン対策)
 ・SEM(検索エンジンマーケティング)
 ・ブログ(集客エンジンとしてのブログ活用)
等々があり、それぞれ連動しながら、
且つ、詳細でテクニカルな作業が必要となります。

オーバーチュアなどの
PPC(ペイパークリック広告)の攻略ひとつ取っても、
様々なやり方と工夫があります。

このことについては、鍛錬塾としての実例も出てきましたので、
近々、また書きたいと想います。

いずれにしても、
アクセスアップも、成約率アップも、単価アップも、
それが目的ではありません。

目的と意図は「お客様に楽しんでいただくこと」です。

結果としてアクセスが上がり、成約率が上がり、単価も上がります。


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Posted by しるばーうるふ at 20:56│Comments(0)しごと
 
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