2011年01月16日

究極の集客装置とは何か?

◆陸女鮨(おかめずし)さんという寿司屋さんがあります。
 http://www.pressart.co.jp/s-style/navi/go103380
 ここは1ヶ月先まで予約でいっぱい。
 場所、味、席に、秘密があります。
 親方の腕も、畏るべし。

◆湯主一條さんという僕も懇意の老舗宿があります。
 http://www.ichijoh.co.jp/
 ここは JTBさんでは「90点以上の宿」であり、
 楽天さんでは、宮城県総合1位、サービス1位、食事3位であり、
 じゃらんさんでは、高級宿ランキング東北1位です。
 マスコミの取材もひっきりなし。
 鍛錬塾思考で言えば、「ポジショニング」こそは究極の集客装置です。


「今まで食べてきた鮨は一体なんだったのだろう…。」

あるお客様がネットで吐露していました。

陸女鮨(おかめずし)。

場所は仙台市郊外の八乙女というところ。
 ●昼夜各2組ずつしか食べることができません。
 ●住宅地の奥まった分かりにくいところにあります。
 ●見た目、ただの「家」。というか実際に住まいです。
 ●接客は女将さんと若女将さんだけです。
 ●食事場所は数寄屋造りの和室の座敷。
 ●縁側に座敷のテーブル接して、つけ場があります。
 ●外はこじんまりした、でもよく手入れのされたお庭。

僕の体験ですが、予算は1万円少々。

以下をお読みになれば分かりますが、
脱日常×極上の寿司ですから、とても安いです。

はじめは河豚をいただき、ヒレ酒も堪能した頃、
親方が桶を持っておもむろに登場。

桶には仕込み仕事がキチンとされた極上のネタが入っています。

親方は、正座をしながら、ゆらゆらゆれながら握ります。

ネタは1種類か2種類づつ、
お盆に載せて目の前にほぼ手渡し。

場所と空間と親方の所作が、とても新鮮。

日本有数の漁場「三陸」の最高級のネタを、
ほろほろと口で崩れるシャリと一緒にいただくのは、
幸せの極みでした。

脱日常の魔法がかかっているし、
自己重要感に浸ることができているから。

同じホッキでもここで食べると違います。
同じ中トロでもここで食べると違います。
同じ車えびでもここで食べると違います。

もう一度書きます。

脱日常の魔法がかかっているし、
自己重要感に浸ることができているからです。

親方は東北一の繁華街「国分町」で
10年ほど前まで寿司屋をしていましたが、
「最高のおもてなし」を求めて
今の場所(自宅ですが)で今のスタイルを始めたそうです。

わがままですよねぇ(^_^;)。

でもそのわがままを「いい」と言ってくれるお客様がいるのです。

しかも頼みもしないのに、
僕のように「クチコミ」します。

ブログで書きます。

メルマガで書きます。

人に逢うたびに「陸女鮨って知ってる?」などと
「自慢話」を始めます(笑)。

「はじめて行くと、必ず道に迷うよ」
こんな言葉も、強力なクチコミになります。

結果、多くの人が「行ってみたい」と想い、
機会を創って訪れます。

あなたの施設や事業は、
どんな「クチコミコトバ」を持っていますか?

「クチコミコトバ」があれば、
僕が常に言っている「やり方より、あり方」の世界が
ここに広がるという寸法ですね。

「いやぁ、うちは物理的に無理だなぁ」
「差別化についてはもう10年も考えてるんだけど」
という向きもあるかと存じます。

でも、差別化は絶対に可能です。

学び且つ行う実践と鍛錬と発想の先に、きっと答えがあります。


------------------------------------------------------------------
   僕が創った理念
------------------------------------------------------------------
ネタ探しに、昔のメールを見返すことがありますが、
懐かしい文章に目が留まりました。

以下は、3年前、あるIT企業の取締役になったときに、
僕が創った理念です。

経営とは未来創造業です。
 明るい未来が確信できるとき、組織は最大の力を発揮します。
 自らの成長を確信できるとき、人は動き出します。
 そのためのエネルギーとして必要不可欠なものが、
 『顧客からの高い評価と賞賛』です。
 事業の『目的』は、沢山の人の笑顔を創ることであり、
 追いかける数字は、単なる『目標』でしかありません。
 『目的』を求める先に、利益があるのであって、
 『目標』を求めること自体が『目的』になってはいけません。
 社員がプライドをもって働ける理念の下、
 顧客満足が、社員満足に直結するような仕事を、
 『仕組み』を以って実現したいと思います。 
 誰かの役に立つことが、人間の本懐です。 
 みんな、誰かの笑顔を見るために生きています。

う~む。あれから3年かぁ(^_^;)。


★「商売とは相思相愛を探す旅」
株式会社 乾杯・KANPAI
http://www.kanpai-kanpai.com/
業種を問わず大好評のメルマガ↓です。
http://www.kanpai-kanpai.com/service01.html


タグ :集客

同じカテゴリー(しごと)の記事画像
事業発展「七つの質問」に詳細に即答できますか(^^)?
チャンスは4度あります(^^)
お客様の声を活かす「個客」マーケティング事例
事業発展のために今日やるべきこと
真相究明
このひと手間が絆と数字を創る♪
同じカテゴリー(しごと)の記事
 「イベントの集客」について♪食べる・出す・ときどき断食 (2013-12-01 13:10)
 ホラ、やっぱりあなたやあなたの会社にこそ、POPが必要です!! (2013-11-03 21:38)
 続・借りたお金をどうやって返すのか? (2013-11-03 21:35)
 商売に効く処方箋として、もっとも優れているもの (2013-10-20 22:40)
 事業発展「七つの質問」に詳細に即答できますか(^^)? (2013-09-28 16:52)
 言葉の贈物を受け取る (2013-09-23 12:58)

Posted by しるばーうるふ at 20:24│Comments(0)しごと
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
究極の集客装置とは何か?
    コメント(0)