2007年04月01日
忙しくて、そんな暇などない???
クーラーの音、モーター音。
誰かがスイッチを切ってはじめて、
「今まで音が鳴っていた」
ことに気がつくときがあります。
例えば、空気が突然無くなったら、
例えば、小指に大怪我をしたとき。
無くなって、傷ついて、はじめてその存在に気がつくのです。
サラリーマンを止めたときはじめて、自分が受けていた恩恵に気が
つくのと一緒でしょう。
ごく、日常の中で、当たり前だったことが、ある日を境になくなる
ことがあります。
日常の煩雑さにまぎれて、本来やるべきことを怠っていると、鳴り
止んだ音に怯えることになるのです。
●本来やるべきこと・・・・!!!
あなたにとって、それは何でしょうか?
ひとりのきこりが木を切っていました。
それが彼の仕事なのです。
一所懸命、汗をだらだらかきながら、木を切っていました。
一生懸命、渾身の力を込めて、木を切っていました。
ふと、きこりのノコギリの刃を見ると、
・・・・ボロボロです。
こんな刃では、木を切り倒すことは不可能だと思われました。
でも、彼は、木を切り続けています。
ある人が、声をかけました。
「少し時間をとって、刃を研いだ方がいいのでは?」
きこりは、間髪を入れずに答えました。
「とんでもない、木を切るのに忙しくて、
そんな暇などありません。」
結構、有名な寓話ですが、今回、僕が言いたいことが分かると思い
ます。
忙しくて、そんな暇などない???
「牙を研ぐ時間」
あなたは気づかなくても、あなたにとって、不吉な音が鳴り続けて
いるのです。
「牙を研ぐ時間」
これをやらない限り、木を切り倒すことなどできません。
日常の忙しさが、言い訳になっていると、将来困るのは自分ですよね。
※写真は、蔵王のすごい陶芸家の壺を、人知れぬ滝に
持ち込んで撮影したときのものです。(万風窯さん、やっぱ、素晴らしいな~)
Posted by しるばーうるふ at 11:39│Comments(0)
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