2006年12月09日
ファーストペンギン
「例えば誰か1人の命と、
引き換えに世界が救えるとして♪」
ファーストペンギン
久々に気になるキーワードです。
ペンギンの群れというのは、海を前にして皆でモジモジ
しています。
「誰が先に飛び込むか?」ってことなんですね。
ファーストペンギンというのは、
群れの中で最初に水に飛び込むペンギンを指す言葉。
何しろ、海にはシャチやトド、オタリアなどの肉食獣が
大きな口と牙でペンギンたちを待ち構えています。
魚は食いたし、でもシャチは怖し。
と逡巡しているペンギンたちの中で、
「我に続け!」とばかりに飛び込むスーパースター、
それがファーストペンギンです。
群れが生きていくためには、ファーストペンギンが先陣
を切る必要があります。
しかし、ファーストペンギンのリスクはデカイですよね。
“死のダイビング”になる可能性も高いのですから。
見方によっては、愚行とすら思えます。
「例えば誰か1人の命と、
引き換えに世界が救えるとして♪」
ミスチルの「ヒーロー」という名曲と絡めても、
僕は「誰かが、名乗り出るのを、待っているだけの男」
です。
そこで想うのです。
人にも、それぞれに合わせて「役割と使命」があるのだと。
その役割には、上下は無いのだと。
その使命には、貴賎は無いのだと。
ファーストペンギンは、「不確実な未来に対峙し切り開く」
という役割と使命を持っていただけであり、
その他のペンギンが駄目だというわけでもなく、
それぞれが、それぞれの「役割と使命」を持っている。
人間であれば、なおさらです。
師走のある日、そんなことを考えています。
Posted by しるばーうるふ at 13:45│Comments(0)
│ゆめ