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2011年05月14日

真の復興を目指す≪良さと強み≫


 流行仕掛け研究所の島田始先生は、

 ジャーナリストであり、
 マーケターであり、
 コラムニスト。

 「がんばろう東北」というスローガンは止めようと主張。

 さて、その心は?

 ここ数回、販促テクニカルな話題が続きましたので、
 本日は、「あり方=企業姿勢」にいったん戻しますね。


いつも、ありがとうございます。


さて、

僕が主宰の鍛錬塾で優しい眼差しと切れ味鋭いコラムを執筆して
いただいている、元月刊ホテル旅館編集長の松坂健先生と久々に
お会いしました。

先日の5月10日(火)に、被災地現場のご案内をさせていただいた
のですが、そのとき同行していらした島田始先生のお話しをしたい
と想います。

「現場をこの目で見てみたい」との松坂先生のご意向に同意して
ご一緒に仙台までお越しになったそうです。

島田先生はマガジンハウスの敏腕編集者を経て、現在は
「流行仕掛け研究所」の代表をされています。

著名で実力のあるジャーナリスト2名様をお迎えするということで、
僕も、現地視察に加えて、宿泊施設との面談をセッティングさせて
いただいたきました。

果たして、東松島や仙台市港方面の強烈な被災地を周り、仙台市内
に戻って、宮城を代表する旅館やホテルのオーナーの方との座談会
が実現。

取材される側も、取材する側も、一騎当千の論客であり、座談会自体、
かなり前向きで楽しかったのですが、その席で島田先生が主張した
内容は、とてもうなずけるものでした。


その席で師曰く、

「がんばろう宮城」とか「がんばろう東北」という
キャッチフレーズは、できるだけ早く止めようとの主張。

そのココロは、

「旅は楽しむためにするのが本筋であり、同情を皮切りとする旅行
を、長い期間に渡り訴求するのは、真の復興を遅らせるだけ。」

というものでした。

島田先生の主張を、今少し要約すると、

・人々は、同情でする旅を、心の奥では歓迎していない。
 人々の旅行への価値観は、原則として「楽しむこと」。

・したがって、キャッチフレーズにするなら、そろそろ、
 「皆様の応援のおかげで、震災以前より元気になりました」
 というものに切り替えてはどうか?

・東北各県が、ねぶた・ねぷた、竿灯、七夕などの伝統的なお祭り
 を例年にも増してしっかりと開催するというのは素晴らしい。

・同情を切り口にした旅行を喚起するより、
 「東北人の魂」を価値化して展開してはどうか?

というものでした。


僕も賛成です。

近く行われるであろう「合同葬儀」が終わったら、「おかげさまで
元気になりました」というキャンペーンに切り替え、震災以前にも
増して、色気のあるPRにシフトしていいと想います。

さらに言えば、この震災をキッカケにして、商売のできる環境に
ある企業から、どんどん元気を発信すべきです。

以前「企業を潰すのはマンネリである」と言った方がいますが、
未曾有の大災害を経て、東北の(特に被災地の)企業は、
マンネリとは無縁になりました。

人も会社も、平時においては、自らを変革するチャンスからは
遠ざかります。何かが無いと変われないとしたら、今こそ、
変わるチャンスだと想うわけです。

人を変えるのは「出逢いと事件」です。

自ら変革できる人を「天才」と呼びます。

もちろん企業も同様です。


座談会に出席されたのは、宮城を代表する旅館やホテルの方々
でしたが、異口同音に、やはりそのあたりのご意見を聴くことが
できました。

すなわち、自らの「良さや強みを掘り起こすべき」との見解にて、
各位様が多いに納得されていたようです。

風呂、部屋、料理という従来の差別化要因に加えて、コンセプトや
物語の魅力が大切であり、「共感」というキーワードを核にして、
お客様とのコミュニケーションを深めて行きたいとのまとめ。

人を変える4大事件は、

・倒産
・大病
・離婚
・選挙

と言われます。

これらのことに遭遇した人たちは、一様に「自らを振り返る機会と
なった」とおっしゃることでしょう。

★何のために事業を行っているのか?
★誰のためにある仕事なのか?

そんな自問自答をされたのは、何も経営者に限りませんよね。

この大震災を「足元を見直す機会」と捉え、事業をゼロから草案構築
するような決意と行動が、明日の存続を許されるのだと想います。


そのための思考と実践が、以下にあります。


    仙台宮城福島岩手東北のパワーを、
    東京の人たちにお見せしたいです!
  ―――――――――――――――――――――――
        5月21日(土)
    ブランド・サルベージ東京セミナー
   「このページ↓をご覧いただくだけでも」
    http://www.kanpai-kanpai.com/tokyo/
  ―――――――――――――――――――――――


「共感」が商売の肝となる時代に、
貴社らしさを販売戦略の要にするためのセミナー。

きっと多くの中小企業様のお役に立てると想います。


「事例大全!両想いのファンを増やし続ける中小企業向け」

■日時/5月21日(土)
 午後午後1時開場、1時30分スタート(午後4時30分まで)

■会場/新宿三丁目貸会議室 お部屋・201B


平常時ではできなかった創意と工夫が生まれることを、
僕もすでに現実に多数実感しています。

「あのときあれがあったから」

と、きっと振り返ることができます。

もしお越しいただける方は、是非とも!



★「商売とは相思相愛を探す旅」
株式会社 乾杯・KANPAI
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Posted by しるばーうるふ at 21:19Comments(0)しごと