続・借りたお金をどうやって返すのか?

しるばーうるふ

2013年11月03日 21:35

お幸せ様です。

非常識な公認会計士の椎木です。


東北楽天VS巨人の日本シリーズ、始まりました。
白熱した好試合、今後の展開が楽しみですね。


さて、前回は、

「うちの会社はいくら借りられますか?」

と題して、資金調達のツボについて話しました。


前回は、その中でも、
お金を借りるときに大切なポイントのうちの1つ

「1.何のためにお金が必要なのか?」

についてお話しました。


今回は、引き続き、
お金を借りるときに大切なポイントのうちのもう1つ


「2.借りたお金をどうやって返すのか?」


についてお話したいと思います。



「1.何のためにお金が必要なのか?」

については、力説できる経営者が多いのですが、大切なのは、


「2.借りたお金をどうやって返すのか?」

をいかに、相手に納得してもらえるかなのです。


なぜなら、金融機関の仕事は、貸付をして返済してもらって完結するからです。


借りたお金を返すための原資は、2つしかありません。

?将来の利益
?保有資産の売却による資金

ここでは、?について話を続けますね。


利益=売上高-原価(経費)
ですから、

将来の売上高と原価(経費)について、
説明をして、信用してもらわないといけないわけです。

どうしたら、将来の話を信用してもらえるのか?
しかも、ほとんど初対面の金融機関の担当者に・・・


初対面の人に、これから売上が2倍になる、3倍になる
原価は30%減少、経費も20%削減しますと言っても、
なかなか信じてもらえないわけです。

そこで、金融機関の人が見るものは、過去の実績です。

業歴があれば過去の決算書、
創業の場合は、今までの経歴と通帳の履歴です。

経営者がこれからやろうとしていることの判断をするのに、過去の
実績を見るなんて、ナンセンスだとおもう方もいるでしょう・・・

しかし、経営者の皆様も、社員を採用するときに、同じことをして
いませんか。

履歴書で学歴を確認し、転職歴を確認する。

転職歴が多いとこの人はうちにはいっても長続きしないとか・・・

ということで、金融機関の人は、
どうしたって過去の実績から判断するしかないのです。


過去の実績が良ければ、いいのですが、そもそも、借入をしようする会社の多くは、
現在の資金繰りに困っているから、お金を借りるのです。

過去の実績がよいはずはありません。

では、過去の実績がよくない会社がお金を借りるにはどうすれば良いか?


そのためには、経営改善計画書を作成して、過去の成績は悪かったけど、
これからは良くなるという話を具体的に説明するしかないのです。

今まで悪かった理由を把握し、具体的に改善する。

改善に対して、現在、このような取組をしているなどを説明するのです。

きちんと書面で。

この「書面」でというのはとても大切です。


なぜなら、金融機関の担当者は、自分で融資の判断をするのではなく、
上司や審査部の審査を受ける必要があるからです。

その時に必要なのは、口頭の説明ではなくて、書類による説明です。

彼らが、審査で説明しやすいように準備を手伝ってあげる必要があるのです。



経営改善計画書の書き方は長くなりますので、また、次回以降に
したいと思います。

ぜひ、

「1.何のためにお金が必要なのか?」
「2.借りたお金をどうやって返すのか?」

を考えて、融資を成功させてもらいたいと思います。


非常識な公認会計士・税理士 椎木秀行



P.S.
楽天の日本シリーズの一般チケット販売、1時間ほど電話をかけていましたが

あえなく売り切れでした・・・(涙)



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