2012年08月19日

赤字でも払わなければならない税金


お幸せ様です。

非常識な公認会計士の椎木です。

夏休みの真っ最中、いかがお過ごしですか?


前回は、「お客様の本当の価値」と題して、リピート率も考慮した
お客様が生涯でもたらす価値についてお話しました。

「お客様の本当の価値」をきちんと把握すると、
お客様に対するアプローチも変わってきますね。

さて、今回は、

「赤字でも払わなければならない税金」

と題して、お話をしたいと思います。

さて、国会では、「社会保障と税の一体改革関連法案」が可決されました。
議論の経緯についてのコメントは避けますが、我々、中小企業経営者は、
与えられた経営環境の中で、経営をしていかなければなりません。

法案の可決により、現在5%の消費税率は、

2014年4月に8%
2015年10月に10%へと上がることになります。

3年で倍増ですので、かなり急ピッチな増税ですね。


これで、驚いていてはいけません。

実は、多くの中小企業者が加盟している厚生年金の保険料は、
2004年の政府の年金改革で、13.58%だった保険料が、同年から
毎年0.354%ずつ引き上げられ、2017年以降は18.3%とすることが
決まっています。

13年で約5%の増加です。

皆さん、ご存知でしたでしょうか?

しかも、消費税も、社会保険料も、実は、会社が赤字でも払わなければ
ならない支出というところが痛いところです。

社会保険料は、お給料に対してかかりますので、会社の決算が赤字でも、
人を雇っていれば発生します。

一方、消費税は、売上に係る預り消費税と費用に係る仮払消費税の
差額になるので、利益が出ていなければ払う必要がないような気が
します。

でも、多くの赤字会社は、会社の決算が赤字でも、消費税は払うことに
なるので、年度末に資金繰りにこまるのです。

なぜなら、次のようなからくりがあるからです。


売上4,200万円
費用5,000万円
赤字800万円という会社があったとします。

この場合、赤字ですので、法人税は発生しません。
しかし、消費税が80万円も掛かったりします。

費用のうちに、人件費が2,480万円かかっていたとします。

実は、人件費には消費税が含まれていないので、消費税を払っている
費用は、5,000万円ー2,480万円=2,520万円ということになるのです。

そうすると、消費税の計算は、
売上4,200万円-消費税を払っている費用2,520万円=1,680万円
1,680万円÷105%×5%=80万円(納税)

ちなみに、2,480万円の人件費には、約28%近い社会保険料が
かかりますので、それだけで、695万円の保険料です。

これを労使で折半ですが、税金とは比べ物にならないくらい、大きな
支出ですよね。

これからの企業経営では、

・人件費のマネジメントと、
・社会保険料の削減、
・消費税増税への対応が

ますます重要になってきますね。


非常識な公認会計士 椎木秀行




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Posted by しるばーうるふ at 14:45│Comments(0)しごと
 
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