2011年11月12日

売上が上がる仕組みと仕掛け


お幸せ様です。
非常識な公認会計士の椎木です。

秋が足早にやってきて、寒くなりましたね。
こんな時は、温泉にゆっくり浸かっていたいですね。


前回のメルマガでは、
「利益率」が高い商品でもなく
「1回当たりの利益額」が高い商品でもなく、

回転期間を考えて、一定の期間内に会社に残す利益の額が一番多い
商品を売ろうということをお伝えしました。

どの商品を売るかが決まったら、
その「売上」を増やす方法を考えなくてはいけません。


さて、売上を増やすにはどうすれば良いのでしょうか。


売上が落ちてきた店長や社員に対して「売上を上げろー!!」と激を
飛ばしても、店長や、社員は、動けません。

彼らは、具体的に何をどうしたら良いのかわからないのです。


売上を増やすには、売上が上がる仕組みを理解し、
仕掛けを作ることが必要なのです。

それでは、売上の仕組みについて考えます。

売上は、何からできているか(要素)を、考えてみましょう。




思い浮かびましたか。




簿記的に書くと「売上=単価×販売数」です。


お店の視点から書くと、
「売上=顧客当たり単価×顧客数」です。

小学生でもわかるくらい簡単ですね。


さて、
この簡単な数式に、もう一つ要素を加えることはできないしょうか。


もう一つの大切な要素は、

「リピート率」です。

一人のお客様に何回、買ってもらうかということです。

そうすると売上の仕組みは、

「売上=顧客当たり単価×顧客数×リピート率」

ということになります。


なーんだ、そんなこと当たり前じゃないかと言われそうですが、
この売上の仕組みをきちんと理解して、売上を増やす仕掛けを
している会社って少ないんですよね。

簡単な数字で考えてみましょう。

現在の売上

=顧客当たり単価(100円)
 ×顧客数100人×リピート率(1回)=10,000円

という会社があったとします。

売上を2倍にしようと思ったら、どうしたら良いでしょうか。

顧客当たり単価を2倍の200円にする。

顧客数100人を2倍の200人にする。

リピート率を2倍にする。


机上で考えれば、そういうことですが、
実践に移すのは容易なことではありません。


世の中、デフレが進行するんかでどうやって単価を2倍にできるのでしょうか。

人口減少が進む中、どうやって顧客数を2倍にすれは良いのでしょうか。

情報化時代で、移ろいやすいお客様が多い中、どうやってリピート率を
2倍にすることができるのでしょうか。


やってできないことはないと思いますが、その労力は、半端ではない
ことは容易に想像できます。


でも、そこまで苦労しなくても、売上を2倍にすることができるのです。

それは、それぞれの要素を少しずつ増やせば良いのです。
例えば、それぞれ30%ずつ増やしたとしましょう。

売上
=顧客当たり単価(130円)
×顧客数(130人)×リピート率(1.3回)=21,970円

となり、2倍を超えることになります。


顧客当たり単価を1.3倍にする仕掛け

顧客数を1.3倍にする仕掛け

リピート率を1.3倍にする仕掛け

だったら、少し工夫をすれば、できそうな気がして来ませんか。


商売はバランスよく行なって行かないと長続きしないものです。

一気に何かを2倍にするような方法よりも、それぞれの要素が、
少しづつ増えるような仕掛けを、継続していけると、長続きできる
ものですね。


自社の売上の仕組みに置き直して、

・顧客当たり単価
・顧客数
・リピート率

それぞれの要素を、
1.3倍にする仕掛けを考えてみてはいかがでしょうか。


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Posted by しるばーうるふ at 11:26│Comments(0)しごと
 
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