2011年02月09日

太陽のような笑顔のために

 2011年のテーマは、2010年に引き続き、

 「社会から必要とされ、応援される会社」です。

  「太陽のように明るい家庭を地域で1000軒!」

  このキャッチコピーによって、私たちは、モノを売って
  いるのではなく、夫婦円満・家内安全を提供している会社
  なんだという共通認識が生まれました。

 という、気づきと実践の「物語」をご堪能いただきます。


★★★★★30秒読破!★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

売上を上げるにはみっつのやり方があります。

・顧客単価を上げる
・購入頻度を上げる
・お客様の数を増やす

これらみっつに好影響をもたらすのが、ニュースレター、お礼状、
小冊子と言われる「三種の神器」

なぜなら、人は、お金の勘定より、心の感情で動くからであり、
これを「感情価値」といい、これらは、その価値を最大化するのです。

いざというときに必ず想い出してもらう
「想起率アップ」に優れたツール類。

これからの商売は、企業も人も「お人柄」で決まります。
だから「エモーショナル・バリュー」(感情価値)が大切ですね。

機能や装備、値引きやサービス合戦だけでは、
中小企業は最終的には疲弊するだけです。

そのような環境にあって、
一部の商売人は、お客様との関係づくりが仕事であり、
それこそが永続企業の肝であることに気が付いていますよね。

そして、それを実現するためのツールと仕組みが、

●お客様のために書くニュースレター
●心のこもったお礼状
●想いを伝える小冊子

にあることにも、多くの商売人がピカリンコと閃いています。

しかしながら、

・人手が足りない。
・日常業務が忙しい。
・ネタづくりの余裕もない。
・効果測定のやり方も活かし方も分からない。
・封入などの作業場所が無い。

というジレンマの中で、手つかずのまま、
1週間が過ぎ、1ヶ月が過ぎ、半年、一年が過ぎてゆく。

いざ、始めてみても「作業負担からくる継続不能」に陥る会社や人が
後を絶ちません。

ただ、小冊子だけは、一度制作すると「ダンデリオン」
たんぽぽのように飛び散って、いろんな場所で御社をPRしてくれ
ます。

制作の方法や形態は様々ありますが、今回は最新の進行事例をば。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


ということで今日ご紹介するのは、僕の宿泊施設様以外のお客様で
ある、某建設会社様の事例です。

条件や機能や装備や値段を競うのではなく、「物語」で協奏したい
ものです。


以下の「物語」を読んでいただき、
あなたにとって何らかのご参考になれば嬉しいです。


(ここから)


太陽のような笑顔のために

2011年 元旦
○○○○株式会社 
代表取締役 ○○○○


子供のときから、工事現場が好きでした。
父親の事業を継いでやや30年、土木一筋。

道路や橋などのインフラ整備は、図面との格闘、土砂や石との格闘、
鉄骨資材運搬との格闘、そして天候との格闘という大変な仕事です。
それでも「地域の多くの人たちのお役に立っている」という想いが、
私を支えてきました。

しかしながら、百年に1度という世界的不況の中、公共事業も整理
され、元請けからの仕事も減り、このままでは、父親から継いだ事
業を縮小せざるを得ず、最悪の場合は倒産。

私を信じてついてきてくれている従業員のみんなを路頭に迷わせる
ことになる。
そして、愛する妻に苦労をかけることになる。

私には、22歳を頭に1男2女の子供たちがいます。
常日頃から従業員にも「自分の子供に自慢できる会社を創ろう」と
呼びかけています。

そんな私が弱音を吐くわけにはいかない。

私は焦りました。
何か打開策は無いものなのか?

そうした葛藤の日々で、いろいろなことを考えている内に、ふと想
ったことがあります。

建築土木の仕事は、確かに多くの人たちの役には立ってきたし、地
域社会に必要不可欠な事業であることは疑う余地はありません。

ただ、人様から、直接感謝の言葉を聞いたことは無かった。
工事期間中は、地域の人たちに対して「ご迷惑をかけて申し訳あり
ません」と謝ってばかり。
いやいや、それは当たり前で、そのこと自体を卑下することはない。

でも、もし、当社が新しい事業に取り組むとしたら、人様から「直
接」感謝され、「ありがとう」と言って笑顔を見せてもらえるよう
な仕事がしたいと思うようになりました。

実は、そんな想いを抱いていた自分に気が付いたのです。

今、事業の転換を求められる時期に、自分の会社に何ができるか?
当社の得意分野を活かしながら、なおかつ、お客様から直接感謝の
気持ちを感じられる仕事。

そして望むべきは、成長市場であること。

数ヶ月に及ぶ思案の果てに辿り着いたのが『オール電化&太陽光発
電』です。

「クリーンエネルギーを個別住宅で広めることは、自らの得意分野
を生かしながら、お客様の笑顔を直接見ることができる!環境に配
慮しながら、お客様ひとりひとりの人生に寄り添うような、共感商
売ができるのではないか?」

私は決心しました。

『オール電化&太陽光発電』で、
従業員のみんな、お取引先様、そしてまだ見ぬお客様と、それらす
べての家族を笑顔にする!

「自分の子供に自慢できる会社を創ろう」
「社会から必要とされ、応援される会社を創ろう」

私の事業動機は固まりました。

それにしても、創業43年にして、はじめてのBtoC(生活者向け)
事業であり、顧客リストも何もない、ゼロからのスタートです。

マーケットは、オール電化&太陽光発電市場。

確かに成長産業であり、今後数十年の成長が見込めます。
しかしだからこそ大手競合を始め群雄割拠の激戦市場でもあります。
分かりやすく言えば、当社のような小企業の参入障壁は高い。

IHクッキングヒーターも、エコキュート等々の設備も、太陽光発
電の装置も、扱える商材が同じ機能なら、大手のスケールメリット
や販売力、信用力に立ち向かえるのだろうか?

当社の強みや、お客様から支持されるポイントは何なのか?

お客様から、

「○○建設さんだからお願いすることにしました」
「社長のところに頼んで良かったよ」

そう、言ってもらえるような最高の仕事を積み重ねることができる
のだろうか?

不安は次々に生まれてきます。

「お客様は、いったいどこに居るのか?
 そして、どうやって巡り逢えばいいのか?」

・営業しても門前払いされるのではないか?
・月に何件くらい訪問すればいいのだろうか?
・販売促進に必要なイベントやノベルティーは?
・名刺やチラシなど、どんなものを作れば訴求力があるのか?
・ホームページで問い合わせをいただくにはどうしたらいいか?
・共働きが多い地域では、訪問しても空振りになるのではないか?
・私たちの「熱い想い」は、本当に伝わるのだろうか?

そんな不安を抱えながら、2010年の初夏。
○○建設の環境事業部は産声を上げたのです。

今、この原稿は、2011年の元旦に書いています。
この半年の取り組みは、私たちを大いに進化させてくれました。

そのキッカケとなったのは、ある人のひと言でした。

「まずは、どうあるか?その次に、どうやるか?ですよ。
 やり方より、あり方を考えてみたらどうですか?
 お客様に共感していただければ、売れますよ、きっと。
 商売とは共感を創ることであり
 『絆』を大切にして永くやるものですよね」

当たり前のように聞こえながらも、不思議な衝撃を感じたものです。

この言葉を受けて、私たちは考えました。

「どうやるか?」については、縁故地縁営業をはじめ、イベント、
アンケート、手作りチラシ、個性的名刺などを考案しながら、営業
や紹介の経験値を何とか上げていましたので、今後は、ブログをや
ってみようかとか、地域他業種との連携を深めたりして行こうと考
えていました。

やり方については、それほど間違ってはいなかったと想います。

それに、「どうあるか?」についても、決まっていたと想っていま
した。つまり、

「自分の子供に自慢できる会社を創ろう」
「社会から必要とされ、応援される会社を創ろう」

です。

しかしながら、先のアドバイスを受けて、それが「お客様に伝わら
ない」のでは仕方がないことに気が付きました。

また、「お客様視点の言葉が必要」であることにも気が付きました。

そこで、全員で、夜遅くまで話し合い、次のミッションを打ち立て
ました。

「太陽のように明るい家庭を地域で1000軒!」

様々なディスカッションの中、また、ここ半年のつたない営業の中
で、私たちが見聞きし感じたことは、「旦那様の想いやりと、奥様
の温かさが、オール電化と太陽光パネル導入の決め手」であるとい
うことです。

なぜ、そう想うのか?

実は、お客様とのやりとりを重ねて行く内に、自分たちが扱ってい
る商品の魅力に、私たち自身が気づいていったのです。

以下のような「お客様の生の声」が、私たちに気づかせてくれたの
です。

◆IHクッキングヒーターのいいところ。

「火力はガスより、強いし、早い。」

・何と言っても掃除が簡単。清潔で嬉しい!
・火を使わないしタイマー機能もあって安全便利よね!
・温度設定で揚げものも楽々~っ。
・焼き魚の匂いも少なくて快適クッキング生活です。
・夏場もガスと違って熱がこもらないから暑くない!
・鍋の取っ手まで熱くならないから安心ですね。
・炎がないので燃え移る心配無し!周りに何でも置けていいね。
・空気が汚れにくいし、結露も出にくいから気持ちいいな。
・費用もガスの4割以内でOK。60%カットで家計も助かるぅ!

◆エコキュートのいいところ。

「水圧も充分、湯切れの心配も取り越し苦労でした」

・湯沸し音が静か。「図書館並」との謳い文句もうなずける。
・「お風呂が沸きました!」音声で知らせてくれて楽しい。
・空気の熱でお湯を沸かすのでエコよねぇ。
・安い深夜電力の活用で、コストもガスの1/3とビックリ。
・非常時の生活用水になるって、知らなかったです。
・二酸化炭素を発生しないので、とにかく環境に優しい。

◆太陽光発電のいいところ。

「お金をかけた分、ちゃんと元がとれますよ」

・想ったよりずっと長寿命。耐用年数25年以上!
・経済効果が抜群で毎月の検針結果が楽しみになりました。
・うちの場合、「売電」による利益も出ていますよ。
・環境に貢献している充実感。私、いいことしてるって気分。
・節約意識が芽生えます。子供の生活教育にもいいですよ。

以上のような「お客様の生の声」を聴くと、夫婦円満で家内安全を
願う家庭が、この商品を導入するのだということが分かります。

だから私たちは、そんな素敵で楽しい家庭を応援することをミッシ
ョンとしたのです。

「太陽のように明るい家庭を地域で1000軒!」

このキャッチコピーによって、私たちは、モノを売っているのでは
なく、夫婦円満・家内安全を提供している会社なんだという共通認
識が生まれました。

私の好きな言葉は「愛情」です。

妻や子供たちの愛情をいっぱい受けて、日々を生きています。
彼女たちにも、精一杯の愛情を注ぎたいと想います。

そして私は、家族はじめ、ご縁ある方々の「太陽」でありたい。
太陽のような笑顔と、ありがとうのシャワーを浴びながら、人生を
楽しみたいのです。

当社がご縁をいただく2011年の目標は44家族、44棟。
創業44年にかけて決めた数字です。

2011年事業テーマは、
「太陽のように明るい44組のご家族の、安心安全快適な生活を創
造したい!」

まずは、自分が太陽のような笑顔を振りまきながら、
この2010年のテーマに向かって突き進みます。

「自分の子供に自慢できる会社を創ろう」
「社会から必要とされ、応援される会社を創ろう」

この目的に共感しながら、
「太陽のように明るい家庭を地域で1000軒!」を目指して、
スタッフも意欲満々です!


待っていてください。
きっと、すぐにあなたとお会いできます!

○○○○と、従業員こと「光熱費みなおし隊」が参ります!


(ここまで)


・・・・・ということで、上記が小冊子になり、印刷物とネットダ
ウンロードをメインに、「物語」という名の優秀な営業マンとして
活躍します。


★「商売とは相思相愛を探す旅」
株式会社 乾杯・KANPAI
http://www.kanpai-kanpai.com/
業種を問わず大好評のメルマガ↓です。
http://www.kanpai-kanpai.com/service01.html


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Posted by しるばーうるふ at 16:52│Comments(0)しごと
 
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