2010年02月02日
1800通出すと、400名も来る!?
画像の意味はラストで(^^)。
【今日の目次】
1、<30秒記事> 1800通出すと、400名も来る!?
2、<追記コメント> やった事に対する効果測定を。
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■■■ 今日の大盤振る舞い ■■■
※記事本文に行く前に、面白い話を書きます。
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題して「 気持ち悪い総支配人の話 」
僕の尊敬するホテル総支配人にHさんという方がいます。
いつも楽しく熱いお話を聞かせていただいているのですが、先日も
すごい話を聴きました。
夜中でも、朝方でも、ガバッと跳ね起きて・・・。
自宅寝室の壁に予め貼ってある模造紙に、
夢に出てきたアイディアを、その場で書き込むんだそうですよ。
アイディアというものは、浮かんだ傍から消えてなくなるものです
から、紙とペンを肌身離さない習慣は大事です。
でも、大きな模造紙を自宅寝室の壁に貼っているという話は、あり
そうでありません(*^_^*)。
奥様から言われるそうです。
「気持ちワルイ」と・・・(笑)。
そうですね、夜中に飛び起きて壁に何かを書いているオヤジ(失
礼)というのは、確かに「気持ちワルイ」。。。
でも、その姿勢に学びがあります。
●ホテルの宿泊企画
●社員へのモチベーションアップ
●どうしたらお客様にもっと喜んでいただけるか?
●どんな商品が、求められている時代なのだろうか?
●ホテルの将来を考えたとき、いったい何をすれば?
彼の頭の中は、常にそうした自問自答で満たされているようです。
温めているアイディアも数多く、それぞれが実行のチャンスを待っ
ている状態なのです。
凝り性な方で、興味のあることや、売上につながると判断したこと
に対してものすごい集中力で取り組み、玄人裸足の結果を出します。
そして、特にすごいと思うのは、その「伝播力」ですね。
そこは1000名規模の宿泊ができる巨大ホテルです。
日々の集客の大変さは想像に難くない。
そして何より、沢山のスタッフひとりひとりに、その企画やアイデ
ィア、考え方を理解していただかないと成功しないのですよね。
総支配人たったひとりが騒いでいても
何も変わらないわけです。
社員ひとりひとりが理解して行動しなければ、
結果にならないわけですから。
あるときは、一人の社員に理解してもらうため、三日三晩、目が合
うたびに話したそうです。
絶え間なく伝える努力。。。
できそうで、できないことですが、それを続けたとき何が起こるか
が分かっていれば、やる価値があります。
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1、<30秒記事> 1800通出すと、400名も来る!?
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ある大規模旅館様のDMの事例をご紹介します。
リストが確かだとこのくらいの効果が期待できるという例です。
ターゲットが明確で、
リストの価値があり、
提案を間違わなければ、
★1800通出すと、なんと400名も来るのです。
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2、<追記コメント> やった事に対する効果測定を。
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その大規模旅館様の状況を記します。
リストが確かだとこのくらいの効果が期待できるという例です。
●DMは封書・葉書それぞれ、年間12回程度は行っている。
●送り先は、過去にご利用いただいた方々をピックアップ。
●1回の発送枚数は1000~3000枚。平均して2000枚か。
●コストは、1回あたり郵便料含めて30万円程度。
●レスポンスは大体3%だから1000通あたり30組100名。
●1000通あたりの売上は100万円を目標にしている。
●30万円で2000通発送して、見込最低売上100万円、
目標売上200万円という事を続けている。
また、上記の他に・・・。
●「○○ありがとうプラン」という高齢者向けの企画がある。
●アンケートにて1800名のDM許諾リストがある。
●可処分時間と所得がある客層と言える。年2回DMを計画。
ターゲットが明確で、
リストの価値があり、
提案を間違わなければ、
★1800通出すと、なんと400名も来るのです。
マーケターとして僕の反省も含めてですが・・・。
インターネット全盛だからと言って、すべてをネットで完結させよ
うと思わなくていいのですね。
また、「やった事に対する効果測定データの蓄積」が、充分に行わ
れているかの検証が必要です。
以下を参考にして効果測定を議論してみてはいかがでしょうか?
【DMの効果測定】
■サイズや仕様や色数
■送付先情報(自社リストかどうか等)
■送付枚数
■送付先選定基準(年齢や地域や利用回数など)
■送付時期(そのタイミングの意味など)
■効果(件数と客数と売上)
そう言えば、別の旅館様で、5万人の自社会員に対して、年間4回
の封書DMをうってました。
郵便代1通90円として、
5万人×年4回×90円=1800万円。
中身の印刷物(オリジナル情報紙)のコストは別途です。
もちろん、年間、数百万円かかります。
年間2~3千万円かけても、元が取れるDMの仕組みを構築してい
るということになります。
中小規模が、僕の得意とするところですが、
ちょっと今日は大きな施設様の事例でしたね。
やり方より、あり方で競走のない世界へ
http://www.kanpai-kanpai.com
画像は、僕の知人で
新しい傘の事業を始めた田中氏のサイトより。
【Tlaloc(トラロック)】
(ブランド名「Tlaloc」の由来:アステカ文明の「雨の神様」)
http://www.tlaloc.jp
「盗まれないエコ傘」です。
Posted by しるばーうるふ at 09:07│Comments(0)
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