2010年01月29日

ウェルカムベイビーも実践する人は100人に一人

ウェルカムベイビーも実践する人は100人に一人



 ノウハウをお伝えしても、実践する人は100人に一人です。

 市場形成は1社ではできませんので、競走より、共奏の意識で、
 どんどん実践することですよね。その中で互いに切磋琢磨するか
 らこそ、大きな市場となり、多くのお客様に喜んでいただけます。

 だから、ノウハウは隠さずに、どんどん開示した方がいいのです。
 アイディア等々も、温めているうちに鮮度も価値も下がります。

 開示すれば、進化しますし、深化しますので、次の扉が開きます。


【目次】

1、<30秒記事> ウェルカムベイビー

2、<追記コメント> 
  年間24000組市場の0.5%、120組、360名様

3、【 編集後記 】「経営とは未来創造業」


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1、<30秒記事> ウェルカムベイビー
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いくつかのお宿やホテルで、赤ちゃんプランが静かな評判を呼んで
いて久しいですね。

今日はちょっと面白いマーケティング的考察をば。

さて、

人口は、ざっくり言えば、
毎年1%の人が亡くなり、1%が増えています。

少子化ですから、生まれる人の方が随分少なくなり、そのバランス
は崩れていると思いますが、例えば僕の住んでいる宮城県にあては
めると240万人の1%で24000人。

これが謂わば妊婦さんの数であり、赤ちゃんの数です。

結構いますねぇ。

家族として捉えたときには人数で3倍ですから6~7万人。

さらに、お腹に居る赤ちゃん~2歳児までの3年間をカバーする企
画として考えると、20万人以上のマーケットになります。


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2、<追記コメント> 
  年間24000組市場の0.5%、120組、360名様
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ところで、

妊婦さんも、新米ママさんも、旅館に遠慮しています。

泣き声の問題、粗相があるのではないかとの心配(部屋を汚す等)、
旅館が敬遠するのではないか、あるいは他の宿泊客に迷惑ではない
か等、お母さんは心配するわけです。

でも、

「そんなことないですよ、どうぞ遠慮なくいらしてください、
 大歓迎です」

という企業姿勢と魅力的商品があれば、マーケットは反応します。

ストレスの溜まる子育てだからこそ、旅館でゆっくり、和やかにお
過ごしいただきたいというのが、赤ちゃんプラン全般に言えるコン
セプトです。

それと、このプランは口コミも発生しやすいですね。

「ウェルカム・ベイビー」というコンセプトそのものが口コミの原
動力になると思います。


●プラン作成のテクニカルな部分としては、

⇒取引業者さんから提供していただけそうなものを考える!

 つまり、赤ちゃん専用座布団や、ベビーバス、綿棒、パウダー等、
 取引業者様にお願いできるものって、たくさんあると思います。

⇒離乳食については調理場への相談が必須です。

 生後の経過月によって、食材は一緒でも3パターンくらいは作れ
 るでしょうし、1歳、2歳、3歳児のお子様への食事で、貴館か
 らママさんに提案できるものもあると思います。

 妊婦さん向けのお料理(滋養強壮)も考案できないでしょうか?
 カルシウムやミネラル豊富な海山の幸で創作できたら素敵です。

⇒使用する客室はどこがいいか、また客室の備品で「赤ちゃん用」
 に必要なもの。音の問題もありますし、備品の気配りやセンスも。

 こういうことは、身近なママさんに聞きましょう。
 女性社員の皆様方なら、いろんなアイディアや意見をお持ちだと
 思いますよ。

⇒時系列で考えてみましょう。

 入館から、客室ご案内、客室、お風呂、パブリックスペース、食
 事、お帰りまでをシミュレーションしてみましょう。

 どの場所で、誰が。
 どの場所で、何を。
 
⇒思い出づくり。

 例えば、「お土産」の工夫が考えられますね。
 あるいは、記念写真とかも。

⇒料金の考え方。

 よく言われることですが、シックスポケット(両親2名、そのま
 た両親4名のポケットからお金)から気持ちよくお支払いいただ
 きたいものです。

 この商品は、できれば安さを売りにせず、赤ちゃんと過ごすゆっ
 たりとした時間をテーマにして、少々高め(でも高すぎない)の
 売価で勝負できないかと考えます。


ということで、赤ちゃんプランのマーケティングレポートでしたが、
集客以前に、こうしたプランの「 磨き込み 」が大切です。

そして、さらに大切なことは、目標設定。

今回の話で言えば、目標値は、

・ネット以外の媒体も駆使して、3ヶ月の販促期間を設け、
・年間24000組市場の0.5%、120組、360名様、
・1予約単価4万円で、約500万円の商品に育てる!

こんなイメージでしょうか。


 ノウハウをお伝えしても、実践する人は100人に一人です。

 市場形成は1社ではできませんので、競走より、共奏の意識で、
 どんどん実践することですよね。その中で互いに切磋琢磨するか
 らこそ、大きな市場となり、多くのお客様に喜んでいただけます。

 だから、ノウハウは隠さずに、どんどん開示した方がいいのです。
 アイディア等々も、温めているうちに鮮度も価値も下がります。

 開示すれば、進化しますし、深化しますので、次の扉が開きます。

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■編集後記■


ネタ探しに、昔のメールを見返すことがありますが、今日は懐かし
い文章に目が留まりました。

以下は、3年前、あるIT企業の取締役になったときに、僕が創っ
た理念です。


経営とは未来創造業です。

 明るい未来が確信できるとき、組織は最大の力を発揮します。
 自らの成長を確信できるとき、人は動き出します。

 そのためのエネルギーとして必要不可欠なものが、
 『顧客からの高い評価と賞賛』です。

 事業の『目的』は、沢山の人の笑顔を創ることであり、
 追いかける数字は、単なる『目標』でしかありません。

 『目的』を求める先に、利益があるのであって、
 『目標』を求めること自体が『目的』になってはいけません。
 
 社員がプライドをもって働ける理念の下、
 顧客満足が、社員満足に直結するような仕事を、
 『仕組み』を以って実現したいと思います。
 
 誰かの役に立つことが、人間の本懐です。
 みんな、誰かの笑顔を見るために生きています。


う~む。

あれから3年かぁ(^_^;)。


  感想をいただけますと、とても励みになります。 
  km@kanpai-kanpai.com


「ええ話しやな~」と思ったら、
宿泊業界に限らず、転送、コピー、パクリOKですからね(笑)。

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Posted by しるばーうるふ at 12:04│Comments(0)しごと
 
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