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Posted by だてBLOG運営事務局 at

2011年12月25日

いいアイディアが現場で実現しない理由とその処方箋


本日は、ブランド・サルベージ代表(にさせてもらっている)
松尾公輝が執筆させていただきます♪


さて、

最近フェイスブックの投稿に「いいね!」を沢山いただけるように
なってきたように想います。嬉しいですね。

数日前も、以下の投稿が人気でした。

 (ここから)

 お店で、お客様同士が友達になるコミュニティー形成。

  これこそ、商売の肝でしょう。

 そこには「売らんかな」という前時代的な発想はなく、
 とにかく「楽しんでもらいたい」という感謝の想いがあります。

 (ここまで)

この投稿には72「いいね!」とコメント9件がつきました。

フェイスブックをやられていない方にはよく分からないかもしれませんが、
僕の「友達」の数は、475人です。

「いいね!」をつけていただいた方のほとんどが「友達」ですから、
実は反応率で言うと15%以上。とても高い比率ですよね。

数千人の友達がいる人がもらう100「いいね!」より価値がある
と想い、ひとり嬉しくなっています。


とまぁ、前置きはこのくらいにして本題。



 いいアイディアが現場で実現しない理由とその処方箋


半年前のアイディアが、まだ現場で実現しないのは病気だと想います。
どんなノウハウも、どんなテクニックも、現場で実現しなければ
「無」ですよね。

まずは、そんな病気を明らかにします。

1、多忙性症候群「そんな暇はないです」
2、他人事症候群「教えてくれなかったし」
3、顧客満足症候群「そこまではできません」
4、仕組化症候群「面倒くさいです」
5、差別化症候群「どこでも売っているし」
6、拡散症候群「これは失敗でした」
7、思考停止症候群「どうしようもないです」
8、低価格症候群「値段を下げれば売れますよ」
9、自分都合症候群「どうしてもできなかったんです」
10、提案枯渇症候群「例年通りでいいですよね」
11、継続未遂症候群「突然だったもので」
12、人生近視症候群「これしかもらってないから」

ってことで、ざっと12の症状がありますが、あなたが企業の
お医者さんだとしたら、どんな処方箋を提供しますか?

「そんな暇はないです」
「値段を下げれば売れますよ」

そんなことを言われたとき、あなたならどうしますか?

僕らブランドコンサルタントの面々は、上記のひとつひとつに対して、
有効と想われる処方を日々実施させていただいていますが、
その中から、いくつかご紹介しましょう。

自分が現場の責任者、
あるいは、経営者だと想って読んでみてください。


■「一緒に共犯者になる」

人は誰でも『分かって欲しい』と想って生きています。
だから、一緒に考えてあげるだけで、実はかなり違います。

その際重要なことは、意図と目的と効果をイメージし、それを共有
することです。

■「お客様がこう言っている」

上司の言うことは聞かないかもしれません。
社長の言うことも効かないかもしれません。

そんなときは「お客様の声」に代弁していただきましょう。

そのためには日々、お客様と会話をすることです。
その会話の中で出てきたフレーズを、一言一句変えずに、伝えることで、
現場は動き出します。

■「貼り出す技術」

いわゆる『見える化』ですが、これは、想像以上に効果的です。

誰もが『分かったつもり』で行動しています。

例えば数字。

売上目標も、粗利目標も、前年実績も、ちゃんと把握しつつ、日々
の活動をしている気になっています。

でも、実際は違いますよね。
貼り出すことが大切です。しかもできるだけ大きなスペースで。

自浄努力が難しければ、やっている会社を見学させて、少しだけ
現場を促してあげれば実現します。

■「数を決める」

仕事を2時間のユニットとして考えたときに、8時間労働なら4ユニット
であり、月に24日働くなら、全部で96ユニットです。

この中で、何の仕事が、どれくらいの数こなせるかを、各人に考え
させます。つまり、仕事を「数」として捉え直させて、成果を意識
させるのです。

工場では当たり前のことですが、営業や総務などの仕事になると、
自分では毎月、どれくらいの仕事をしているかが、意外と分からない
ものです。

ある店長は、車で移動している時間だけで、毎月130時間あることに
気が付き、ビックリしてしまい、改善を模索し始めました。

■「明日やることを定着させる」

「明日やることを6つ書き出して
 それを当日やりなさい。」

というFAX1枚のアドバイスで80万円請求したアメリカの著名
コンサルタントのエピソードがあります(^^)

それくらい「予定を書いて、それを確実にこなす」というのは大切
なことだと想います。

世に伝わる成功法則を、もし、たった一行で表現しろと言われたら、
「明日やることを6つ書き出してそれを当日やりなさい。」ってことに
なるでしょうね。

■「ネットを使って公約にする」

ソーシャルメディア恐るべしと日々感じていますが、例えば飲食店舗
商売をしていてツイッターから入った予約の「解約率」はゼロに近いことを
ご存じでしょうか?

予約者本人が、予約を公開しているのですから当たり前と言えば
その通りですし、当日集まるメンバー全員もツイッターでやりとり
しているのですから、その公開性と確実性は高いです。

この公開性を利用し、公に宣言させてしまうのです♪

・明日こそ棚卸しを実行します。
・今週は200軒は訪問します。

という感じですが、ソーシャルメディアを会社の仕事としてうまく
リンクさせる戦略ありきですけどね。


 ということで本日は、
 アイディアを現場で実現させる方法論について、
 軽く触れてみました。

参考までに、僕が実施してきた代表的「現場実現事例」のラインナップ
だけ、以下、ご覧いただきましょう。


1、壁一面に「お客様の声」を飾りました。
2、メニューの製作費に「1冊2万円」をかけました。
3、調度品に「地元作家の作品」を採用しました。
4、置くだけ、貸すだけ、飾るだけはしました。
5、アンケートで「想い出」を訊きました。
6、日報の項目を変えました。
7、週間行動予定表を作ってみました。
8、糠漬けを漬けてみました。
9、ドアコールをしてみました。
10、挨拶を変えてみました。
11、みんなで捕ったカブトムシをプレゼントしてみました。
12、お客様と一緒に「味噌づくり」をしてみました。
13、マンガ冊子を作ってみました。
14、POPにスタッフの写真を入れてみました。
15、フェイスブックをやってみました。
16、社長とじっくり話してみました。

上記、すべて、意図と目的があって、また、望ましい効果を目指して
実施したものです。


何かのヒントになれば幸いです。




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Posted by しるばーうるふ at 21:36Comments(0)しごと