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2011年04月29日

女子高生を愛しむ話♪

 
 3月11日を境に「利他と共感」が、
 ビジネスの要諦になったと想います。

 今日は、昔懐かしい「企画コンペ」の想い出を語り、
 競走から協奏の世界への確認をしたいと想います。

 他社の追随を許さない発想と演出。

 「女子高生を愛しむ話♪」

 周囲の人すべてを味方、仲間、同志にするコンセプトとは?

 ご参考いただければ幸いです。


いつも、ありがとうございます。


さて、

タイトルは少々怪しいですが、今回は、企画コンペの話しです。

実は、サラリーマンを辞めてから、ここ5年、コンペというもの
をしたことがありません。

「相思相愛を探し出逢う商売道」には、
売り込みや競合という概念はないので当たり前です♪

でも、サラリーマンだった最後の2年間もまた、コンペ負け知らず
でした。自慢ではないのですが、負けない相撲は昔から得意です。

本日は、他社の追随を許さない発想と演出についてお伝えします。

 ひとつの事例です。

とある県、とある市に、日本一と言っても過言ではない「菊人形祭り」
があるのですが、そのテレビCMを核とした宣伝プロモーション一式の
プレゼンテーションのエピソードです。
(僕は大本を辿れば広告会社出身ですからね)

そのプレゼンは、日本一と日本二位という、誰もが知る広告会社も
参加する合計7社コンペでしたが、僕は7回参加して4回勝利して
いました。

その中でも、特に想い出深かった「女子高生」をテーマにした
プレゼンテーションについて振り返ってみたいと想います。


僕が目指すものは、夢のあるコンセプトメーカーです。
優れたコンセプトは、距離も時間も価格も凌駕します。

・時代に求められるコンセプト。
・夢を想い出させてくれるコンセプト。
・どうしても行きたくなるコンセプト。
・無視するには魅力的なコンセプト。

そのコンセプトが「共感」を呼ぶ時、無敵となります。

無敵とは、強すぎて敵がいないという意味では無く、周囲に味方
しかいない状態を作ることを言います。

周囲の人すべてを味方、仲間、同志にするコンセプトとは?


そのとき僕がひねり出したテーマは、女子高生でした。

この菊人形というのは、職人の世界です。

職人さんたちは、菊の花を、愛しむように育てます。
それは、かわいい孫娘と同義です。

また、職人たちの腕の見せ所のひとつに「千輪咲き」というものが
ありました。たった1本の株から、菊の花を数百本から千本以上、
ドーム型に咲かせるという高度な技術です。

ですから職人さんたちにとって何よりも可愛い孫娘一人ひとりを花に
見立て、千輪咲きのイメージとダブらせるものを創案すればいい。

僕は、それは「コーラス隊である」と考えました。

3段4段に重なり合ってキレイな歌声を披露する女子高生は、さながら
美しい千輪咲きのようなものです。

花も人も、愛しみ育てるものであり、職人の愛も、親の愛も、孫に
対する愛も、咲き時と、晴れ舞台はイメージがダブります。

もう、完成したCMが脳裏に浮かびます。

実はこのプレゼンは、市長さん助役さん、市の職員の要職の方々を
はじめ、地元商店街、地元温泉街のオーナーの方々、さらには、
菊の職人さん方、総勢30名近い審査員の「多数決」で決まるのです。

だから、そのプレゼンテーションの場に最も咲かせるべき花の名前
は「共感」と言います。

その場を「共感の花畑」にできれば、審査会での得票数は上がるの
です。そしてさらに僕は常に、以下のことを留意していました。

●プレゼンには最大人数で臨む。

5人から7人の体制で、話す順番や役割を決めて見応えのある
プレゼンをすることで、「本気度」を伝えます。
他社は多くて3名くらいですからね。

●映像を使用。

映像は言葉以上に雄弁です。このときは、女子高生のコーラス隊の
映像を軽く編集して、長めのCMをダミー制作して臨みました。

●期待効果を明確にする。

お祭りは、地元の盛り上がりが何より大切です。この場合、地元の
女子中学生や女子高生を起用するというのがミソです。

彼女たちには親御さんがいます。ご近所さんがいます。もちろん
友達もいます。自分の娘が出ているCMを観たからには、例年にも
増して、菊人形に関心が集まるわけです。

さらには県のパブリシティーネタとして最高です。
旅行会社も動きも活発化できるでしょう。
全国放送で取り上げられるかもしれません。

そんな「達成イメージ」もセットで説明しました。

そして狙いは見事にあたり、圧倒的多数の得票を得て受注となりました。
「共感」をベースにした発想と演出をしたのですから、当然と言えば
当然です。


プレゼンのコツは、いかに相手の立場に立って、共感溢れるコンセプト
を提示するかです。さらには達成イメージの限りない具体化。

依頼者は「売り込みじゃなく、志ある提案」を求めています。
依頼者は「解説じゃなく、課題の解決」を求めています。

夢を共有できれば、周囲の人すべてが味方、仲間、同志となって、
実現に向けて動き出します。

必死懸命に考えた「夢のあるコンセプト」があれば、まずは社内
スタッフに情熱が乗り移ります。

 
 情熱のあるチームが、
 一丸となってまとめ上げた企画だけが、
 依頼者の感動と共感を呼ぶのです。



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株式会社 乾杯・KANPAI
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Posted by しるばーうるふ at 21:51Comments(0)しごと