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Posted by だてBLOG運営事務局 at

2011年02月15日

ゲストなのに、キャスト

つい先日、あるお客様に新潟市内の「とり藤」さんという店に連れて
行ってもらいました。

居酒屋なのですが、カラオケもあり、ちょっと場末のスナック的
雰囲気も醸し出している、妙~な感じのお店だったのですが、
面白かったのは「お客様」です。

50歳~70歳くらいまでのお客様が6~7人いらしたのですが、
ゲストなのに、ほとんどキャスト(笑)

★飲むと酔わない(らしい)丸薬をくれたおばちゃん。
★「ザ・零細企業(失礼)経営者」風のおじさん。
★背は低いが声は高い、元コメディアン(他者申告)のおじさん。
★七三に分けた髪がこの店に不釣り合いなビール大好きおじさん。
★坂本冬美が十八番という・・・・・もはやおばあさん。
★チンパンジーにしか見えないけどまだまだ恋多きおばさん。

みんな、一人で店に来て盛り上がる常連さんですね。

連れて行ってくれたお客様曰く、

「ゲスト(常連)がゲスト(一見)を喜ばせようと盛り上げてくれ
 るのが、商売としては一番いいよね。ディズニーランドだって、
 そういう側面があるじゃない?だからここの女将はすごい。」

なるほど。

確かにそれはひとつの真理であり、到達点かもしれませんよね。

それにしても、ホワイトボードにある「今日のオススメ料理」が、
僕らが注文するたびにボードから消えてゆくのは少々寂しかった。

在庫しなさすぎ(笑)。
最小限の仕入れしかしてないのですね。

やはり、ここの女将というか、ママというかは、ただ者ではない。



ありがとうございます。


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Posted by しるばーうるふ at 11:29Comments(0)しごと

2011年02月15日

カブトムシと100億円

是非、ご自身の商売に照らしてお読みいただきたいと想います。

 何か役に立つことは無いか?
 何か閃きを得る部分は無いか?

そんな目線でお読みいただくと効果効能がきっとあります(^^)。

さて、


お金で買える最高のものは「時間」だと想います。

本がいい例ですね。著者が、5年かけて思考錯誤してきた知識や
ノウハウや経験が、たった千数百円で手に入り、数時間で知ることが
できるのですから。

これは文字通り、時間を買っていることになるでしょう。

僕の名刺には、

「今、あなたが3年かかると思って取り組んでいることが、
 もし、1年で達成できるのだとしたら、
 そのことで、どれだけの人たちを幸せにできますか?」

というメッセージを書いていますが、これも同様の発想です。僕に
支払うコンサルタントフィーは、時間を買うことと同義ですよ、と
言っているわけです。

インターネットをはじめとする通信インフラもその通り。検索エン
ジンは、明らかに図書館に行って資料を探す時間を短縮してくれて
います。

ただ、お金が万能かと言えばさにあらず。


どんなにお金を積んでも手に入らないものはありますし、お金が
余るほどあっても使い道の方が難しい。いやいや、お金とは
足りない場合の方が多いようですよね。

では、お金の対義語とは何でしょうか?

ひとつは「汗」であり、身体を使うことですが、
最終的には「智恵」が必要になります。

逆に言えば、智恵がなければ、お金も生きてきません。

僕の顧問先様に中古車屋さんがあります。
夏のことですが、販促予算が限られている中で、サマーファミリー
向けプレゼントとして、カブトムシがいいね、という話しになりま
した。

ただ、予算はもう使い切っていて、カブトムシを仕入れるお金は
無い。300匹調達するとなると、小さな額ですが、単価200円
程度かかりますので6万円ですが、その6万円も惜しい。

結局「スタッフ全員で採りに行く」ことになりました。

暑い最中、最少人数で最大業務を行っていますので、みんな身体は
ヘトヘト。でも、近場でカブトムシが採れる場所の情報をリサーチし、
「国道沿いのマンモスコンビニの駐車場」にあたりをつけました。
広い駐車場の輝く照明につられて、多数のカブトムシが採れる
と言うのです。

当日は深夜1時から現場に着いたようなのですが、4時までの3時間で
50匹を超える立派なカブトムシを捕まえることができました
(数匹のクワガタも)。

店長から朝方メールで画像と共に報告があり、
とても嬉しかったことを想い出します。

「これのどこが智恵なのか?
 ただの肉体労働ではないのか?」

と感じた方もいらっしゃるでしょうが、実は智恵の宝庫です。

・場所のリサーチで複数の知人に声掛けしましたが、この中古車屋
 さんの活動を知ってもらう機会になります。

・そうしたコミュニケーションの中で、カブトムシで来場促進に成
 功した事例などの情報も入ってくるようになりました。

・午後8時の閉店後、カブトムシ部隊出動までの数時間、残務処理
 の他に、スタッフの親睦会を簡単に開催することができました。

・ご来店のお客様との会話の量が増え、会話の質も上がりました。
 「これ自分たちで捕って来たんですよ」と言えるのは強い!

・苦楽を共にすることで、チームの結束力が高まりました。

実は、販促成功の鍵は、
スタッフの夢と情熱と可能性にかかっています。

どんなに巧妙且つ大胆なセールスプロモーションを実施したとしても、
スタッフモチベーションが低ければ、その効果は文字通り半減します。

結果、創業10年の中で、8月としては過去最高の販売台数を計上
することができましたので、やはり、チームの結束は大切。


これもまた「やり方より、あり方」の事例だと想います。


やはり「経験に勝るものは無い」のです。
これは、僕の数ある座右の銘のひとつ。

僕がそうした考えに行きついたキッカケとなった社長がいます。
僕にとって、その社長との出逢いは、100万ドルの値打ちがあり
ました。

その社長を中心とする図抜けたマンパワーで、グループ年商100
億円ですから、まさに100万ドルの価値がありました。

その社長を、仮にY社長としておきましょう。彼は、ダイナミック
でエネルギッシュ!大胆で緻密、そして常に挑戦者です。

出逢って間もない頃に聴いたキーワードをシェアしますね。


★「鳥になれ」

Y社長が経営する店舗の近くに小鳥たちのために巣箱を作りたいが、
鳥が来てくれるか不安、という話しになったときに出た台詞です。
 
「鳥になれと・・・」これは「経営の本質だ」とまでおっしゃい
ましたね。結論を言うと、鳥になれば、「欲しいものが分かる」
ということ。それは「水場」だろうと。(水場の作り方にもこだわりが
ありましたがそれは割愛して)

相手の立場で考え、相手の欲しいものを提供する。鳥が来てくれるか
どうかの不安は解消されました。確かに経営の本質ですね。

★「石橋を、見たら、飛べ」

情報を70%程度は集めてから実行しようと思えば数年かかる。
20%でいいから、自分のセンスを信じて実行しろと。

この「見たら」というのは、「見る必要が無い」ということではあ
りません。また、経験と実績、そしてビジネスセンスの無い人に
あてはまる訓示でもありません。そのあたり勘違いすると大変ですね。

それにしても、石橋を叩くなとか、叩くなら1回にしろとかの話し
ではなく、「飛び越せ」というところがすごいです。確かに、飛べ
ば関係ないですからね。

★「1年に1億の価値がある」

Y社長は言いました。「今の自分の経験と商売センスのまま、もし
20年若ければ、たった1人でも1年で1億円の純然たる収入を
稼ぐ自信がある」と。

文字ではなかなか伝わらないのですが、成功している人、エネル
ギーのある人と時間空間を共にすることが、「意識と環境を変え、
新しい扉を開く最短ルート」であることは間違いないでしょう。

このとき、僕がした質問に対する答えでビックリしたことがありま
した。

「選択しなかった未来はありますか?」という質問です。

誰にも、選ばなかった選択肢があるはずなのです。ところがこの
社長様は、「面白い質問をするね~」などと言って一生懸命考えて
から、「思い当たらないわ~」。

実に、やりたいことや夢は、すべて選択してきたということのよう
です。人間の「器」について考えさせられた夜でした。

このときから、数年に渡り教えをいただくチャンスに恵まれましたが、
常に叩き込まれてきたのが「実体験重視の経営姿勢」です。

「起きて半畳 寝て一畳 天下取っても 二合半」とは豊臣秀吉の言葉
のようですが、どんなに世の中が進んでも、人間の五感六感への
信頼無しには、商売は語れないと想います。


データより経験。

だからカブトムシは、
みんなで取りに行くのが正解だったのです。


★「商売とは相思相愛を探す旅」
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Posted by しるばーうるふ at 11:21Comments(0)しごと