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Posted by だてBLOG運営事務局 at

2011年01月13日

聞いていなくても参考になる裏話

今日の話題は、
「そのCDを聞いていなくても参考になります」ので大丈夫(^^)。

さて、販促鍛錬塾において2010年4月の特典CDは、
パートナー企業であるアートブライダル代表の佐藤律子さんを
インタビューした
「~奇跡の集客・伝説の来客~」
でしたが、女性の強さを感じる内容だったと思います。

・実績がないから信用もない。
・だから仕事がない。
・仕事がないので収入もない。

出た答えは、
「有名人になること」

女がひとりで仕事をするには、コレしかない!と。

270名(参加費10,000円) ←奇跡の集客と呼ばれる。
600名(参加費3000円) ←伝説のセミナーと呼ばれる
270名(参加費5000円) ←開催2ヶ月前にチケット売り切れ

会社組織ではなく、個人でこれだけの集客をするには、
苦労したのはもちろん、創意工夫と地道さが必要だったと思います。

「人を集める」ではなく
「人が集まる」ように努力した律子さんの話は、
インタビューしている僕も熱くなりました。

基本スタンスは「あなたに会えて良かった!」

さて実は、この内容に関して、彼女が発行するメルマガで、
その「裏話」が書かれていました。

ご了解を得て、原文のまま、ご紹介しましょう。

律子物語は、そのまま旦那様の物語でもあるのです。

「そのCDを聞いていなくても参考になります」ので大丈夫(^^)。

勇気が出ますよ!
………………………………………………………………………………
 馬車馬のように働きました
………………………………………………………………………………
(では、ここから引用です)
 佐藤律子〈~奇跡の集客・伝説の来客~〉音声CD、
 裏には、こんなエピソードがあった!
 私の会社(株)アートブライダルは、
 8年前に夫が個人事業主で起業しました。
 ウエディングドレス販売と結婚式プロデュース会社が出発です。
 夫は、某大手観光会社で婚礼マネージャーをしていて、
 仙台の結婚式のムーブメントを作った人として知られていました。
 その経験を活かして、
 カップルにより良い結婚式をしてもらいたい一心での起業です。
 私は、彼の夢に賛同し、
 ホテルのウエディングプランナーを退職して
 彼をサポートする立場として一緒にやることにしました。
 ちょうどそのとき、結婚・妊娠・出産という
 女性の人生の大イベントと起業が重なったという状況です。
 ところが、起業しても仕事が全くなく、
 あっという間に資金の1500万円が消えました。
 夫は、自分の能力ではなく
 「某大手観光会社のマネージャー」の肩書きで
 仕事ができていたという事実に直面し、
 激しく落ち込み、うつ状態になりました。
 毎日、毎日、寝ているかパソコンのゲーム画面とにらめっこ。
 私がいくら「営業に行って」と頼んでも、
 頑として動きませんでした。
 私も、生まれたばかりの子供の世話で仕事をすることができず、
 気がついたら500万円の借金ができていました。
 セレブな社長夫人になれるかと思って始まったはずの生活は、
 アートブライダルにかかった費用の支払いや
 借金返済に追われる極貧生活。
 生まれたばかりの子供を
 しっかり育てないといけないプレッシャー。
 何を言っても岩のように動かない夫。
 一度、包丁を握りしめて夫に向けたこともあります。
 そんな中、腹を決めました。
 「こんなことで、私の人生を台無しにされてたまるか!」と。
 そして、夫に宣言しました。
 「私がアートブライダルの看板を守る!
  あなたはサラリーマンに戻ってちょうだい」
 そして私は、女性というハンディ克服もあり、
 CDでも語っていますが、まずは「有名になろう」と考えて、
 ブライダル専門学校の講師になりました。
 その肩書きを活かして営業して、
 結婚式や講師の仕事を獲得していきました。
 そして、求人雑誌をめくっては
 夫の代わりに履歴書を書いて送る日々。
 すでに40歳を超え、
 プライドの高い夫の再就職は困難を極めました。
 やっと、パン工場の深夜アルバイトが決まり、
 渋々ながら行ってもらいました。
 支払いで一番大変だったのは、
 リ○ルート発行の結婚情報誌ゼ○シィへの広告料。
 毎月20万円以上です。
 夫のアルバイト代が、そのままゼ○シィへの支払いに
 流れていました。
 夫は、工場でツイストパンをねじりながら
 「ゼ○シィのためにこんなことしてるのか?何やってんだ、俺」
 と、我に返ったそうです。
 そこで思いついたのは
 「ゼ○シィに払うお金があったら、
  自分でそういう雑誌をつくればいい」
 ということです。
 夫の考えを聞き、だったら出版のノウハウが必要だと思い、
 出版社の求人を探しました。
 風俗情報誌を出している出版社で
 経理アルバイトの求人があり応募したところ
 給料10万円の経理のおじさん、として採用されました。
 最初は、経理だったのですが
 「掲載がとれない」と悩む営業さんにアドバイスしたら
 どんどん取れるようになった、ということもあり、
 正社員に昇格して営業に移動。
 ヘルスやソープランドの広告を取るために、
 裸のお姉さんばかりの事務所でヤ●ザさんとお話ししたり、
 歓楽街の風俗紹介所で「この店にいい子いますよ」と接客している姿を、
 かつて某大手観光会社時代に付き合いのあった同業者に見られ、
 「あいつは終わった」と噂されたり・・。
 そんな環境でも、夫は出版ノウハウを身につけるためと踏ん張り、
 福島版・岩手版を一から発行する責任者にまで登りつめました。
 広告営業、編集、制作、印刷までの流れを完璧に身につけたところで退職。
 結婚式場紹介とゲストハウス運営をしている会社に
 出版アイデアを提案しました。
 昔から懇意にしている会社でもあったので、
 そこに就職をさせていただいて、
 一人だけの出版部署を作っていただきました。
 そして、婚礼情報誌「ウエディングみやぎ」が誕生したのです。
 夫は、本当に馬車馬のように働きました。
 「ウエディングみやぎ」の業務を一人でこなしながら、
 ゲストハウスの新規接客や結婚式の運営まで・・。
 うつ病で身動き一つできなかった人と同一人物とは思えないくらいです。
 やっと、本当に自分がやりたかったことを見つけたのでしょう。
 その間私は、CDでも語っていますが、
  ・大物講演や結婚式のイベントを企画運営したり、
  ・婚活の仕事で出会いパーティーや講演をしたりしながら、
 結婚伝説プロデューサーとして注目されるような仕事をしていました。
 事実、宮城仙台ではかなり知ってもらえるようになったと思います。
 名刺にはアートブライダルという屋号を入れながら・・。
 私の講演は面白いらしく聞いてくださった皆さんが喜んでくれます。
 「元気が出ました」
 「これから頑張ります!」
 「律子さんに会えて良かった」
 満面の笑顔で感想を聞かせてくれる、その声を聞くたびに、
 「私が話すことで元気になる人がいるんだ」
 と逆に勇気づけられます。
 そして、昨年2009年の3月。
 訳あって、お世話になっていたゲストハウスが営業を停止しました。
 ここまで育てた「ウエディングみやぎ」を廃刊させるわけにはいかない、
 いや、これはチャンスだ。やっと、時が来た!ということで、
 昨年の6月に、アートブライダルを法人として設立しました。
 ・・正直言いますと、昨年の6月からなんです。
 私や夫が、「お客様」のために「お客様」のことだけを考えて
 仕事ができるようになったのは。
 それまでは、自分が生きていくため、
 やるべきことを見つけるために、ただただ必死に、
 「自分のために」仕事をしてきたのだと思います。
 お客様のことを考えて、お客様のために仕事をすることができる。
 これって、本当に恵まれた環境であって、素晴らしいことなんですね・・。
 なんか、目頭が熱くなってきてしまいました。
 どうすれば、「ウエディングみやぎ」が
 お客様の役に立つ雑誌になるのか?どうすれば。
 アートブライダルがお客様にとって必要な会社になれるのか?
 やっとやっと、そのことを本気で考えることができる立場になれました。
 (株)アートブライダルという会社が真っ直ぐに育って、
 真にお客様から必要とされる会社に成長し、
 働いているスタッフもみんな笑顔で、楽しそうに仕事をしている。
 今は、それを想像から現実にするために、夫と共に頑張っています。
(ここまで)

【佐藤律子略歴】
 株式会社アートブライダル代表取締役・ウエディングみやぎ編集長。
 企業や自治体との結婚式イベントや未婚者対象の出会い企画の運営が得意。
 2003年から恋愛結婚講座・モテ講座を開講、
 婚活スペシャリストとして注目されている。
 専門学校日本デザイナー芸術学院ブライダルプロデュースコース講師。
 各種ビジネスセミナーも全国で随時開催。
 趣味は、大物人物の講演を企画運営すること。
 雑誌掲載テレビ出演多数。

ということですが、旦那様も素晴らしい!

りっちゃんへのファンレターこちら(^_-)-☆
ritsuko@artbridal.co.jp

――――――――――――――――――――――――――――――
 どうすれば喜んでいただけるのか?
――――――――――――――――――――――――――――――
お客様の役に立ちながら、喜んだいただける人や会社を目指し、
思わず誰かに話したくなる存在になる。

販売促進の本質って、やはりそこだな~と想います。

ちょっとだけ律子さんのCD内容に触れれば、
・セミナー集客の途中で、思うように集まらなかったとき、
・集まらないというリストの空白に目をやるのではなく、
・既にお申し込みをしていただいた方にフォーカスして感謝し、
・心からの御礼を伝えた時、結果として「満席」を獲得した。
というエピソードがあります。

感謝の気持ちが完全に伝われば、世界が変わるのだなと想います。


★「商売とは相思相愛を探す旅」
株式会社 乾杯・KANPAI
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Posted by しるばーうるふ at 22:30Comments(0)こころ

2011年01月13日

大手コンサル会社が立てた事業計画の3倍売れた!

かの船井幸雄さんはじめ、
いろんな人が異口同音に言っていますが、
2012年を境として、世界は新しいターンに入るらしいのです。

頑張る時代から、あるがままの時代。

忘れていた時代から、想い出す時代。

何を想い出すか?それは、
自分が「ブラフマン」であること。

50億年周期ってことだから壮大ですね~。

ウィキペディアによると、
「ブラフマン (Brahman) は、
 ヒンドゥー教またはインド哲学における宇宙の根本原理。
 自己の中心であるアートマンは、
 ブラフマンと同一(等価)であるとされる(梵我一如)」
となっていますね。

仏教で言うところの「梵天(ぼんてん)」です。

すべての人が、元々はブラフマンだったってんですから、
心理学で言う
「深層心理の奥の奥で全世界の人はつながっている」
という考え方にも通じるのでしょうか?

ま~、僕には知る由もなく・・・(^_^;)。

いずれ、足りなくて追い求める時代から、
他者との比較じゃない自分の思うままの時代へ
移行するということは確かに感じます。

そして、うまくターンできる人とできない人では、
精神的ゆとりも、経済的ゆとりも、違ってくる、
ということも。

そのターンのサポート、
その人がうまくターンできるようお手伝いするのも、
僕の役割のような気がしています。

人を癒すことで、僕は癒されますしね。

さて、鍛錬塾の皆様には、
インタビューCDをお送りしているのですが、
今回は、上記のような話題だったのでした~。

 商業施設企画設計 加藤洋昭 ~商業施設の設計も、生き様と在り様~
 「大手コンサル会社が立てた事業計画の3倍売れた!」

非常にマニアックなインタビューになりましたが、
業績改善、店舗リニューアルを専門としての実績と抱負

仙台市を中心に、
お客様に喜ばれるより良い店舗を作って201件の
加藤洋昭氏へのインタビューは、
マイノリティーの面白さでした。

彼は松尾とも既知、7年来のおつきあいをしている間柄です。

「デザインで幸せになれるお店づくり」が信条。

さらに今回は、加藤氏が2008年の夏に制作した
「赤字店舗が95%の確率で業績を改善する方法」小冊子を、
加藤氏のご好意により「同梱」させていただきました。

わずか8か月で地域ナンバーワンになった
圧倒的な繁盛店事例を元に、崖っぷちからのスタート、
後は一歩も引けない状況での思いを
すべてにぶちあてて成功した、
そのエッセンスが収められています。

以下、インタビューの怪しい抜粋(^_^;)
【加藤】加藤洋昭というダイヤモンドがあったということを見つめていいんだよ。
     要するに、何て言えばいいのかな。
     思い出す時代っていうんですかね。
【松尾】今まで忘れてたんだ、と。
【加藤】そうです。
     だから、外的要因で忘れるようにされてきたって
     言った方がいいかもしれません。
     でも、その外的要因が2012年っていうあたりで、
     もういいよ、と。
【松尾】まあ、やや3年、2年半後ぐらいですかね。
【加藤】そうですね。もういいよ、と。ひどい話ですよね(笑)。
     もういいよ、って言う訳ですよ。
     じゃあ次は、その煤を塗っちゃったダイヤを磨いてください、と。
     そうすると各々には1万カラットのダイヤが
     煌々と輝いてますよ、と。
     そのダイヤの中には、あなたのしたいこと、
     あなたの得たい夢、あなたが遊びたいこと、
     あなたが忘れていた楽しさ、あなたの忘れていた感情、
     あなたの求めているかみさん、あなたの求めている家族、
     私の欲しいフェラーリ、私の欲しい湖畔が見える別荘は、
     全てあなたの中にあるんですよ、ということを思い出していいよ、
     って言われるわけですね。
     時代はやはり2012年なのか、2013年なのか、
     今という時代が必要なんだから、とにかくこの時代を乗り越えて、
     次の「在り方」という時代に生きていけるという、
     もう今、喜びでいっぱいだな、と。
 (怪しい抜粋、以上です)

僕も、あなたも、ブラフマン~、なんですかね?


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Posted by しるばーうるふ at 22:08Comments(0)しごと

2011年01月13日

億万長者になった花屋の話

すべては需要と供給です。

需給のバランスが儲かる儲からないを決めます。

僕が「平成の錬金術師」と呼んでいる
販促業界の後輩がいます。

彼の考案したビジネスモデルは数多いのですが、
今のところの代表作と言えば「コラボクーポン」でしょう。

簡単に言うと、例えば、Aという飲食店が、
自店のノベルティーとして、
競合しない他店のクーポン券を配るのです。

表面は自店の紹介ですが、
裏面は3社のクーポン券になっています。

ただのチケットなのですが、Aという店は、
クーポンチケットを印刷するコスト「0円(ゼロ)」なのです。

ゼロ円で、お客様にとってお得なクーポンを
ノベルティーとして配布できるのです。

つまり、コストを賄うのは、裏面の3社。

でも、3社にとっても、A店の配布能力が魅力です。

A店は、このチケットを必ず「手渡し」するという契約。

A店の来店集客力があれば、
2万枚の配布に2ヶ月で済むとします。

3社で分けたスペースですから
1社あたり単純案分で約7千枚の配布が見込めるとして・・・・・、
・その内の1%が来店につながり、
・消費単価が1組あたり3,000円とすると、
・21万円の売上が見込めます。

仮に2%が来店すれば、売上も2倍。

その広告費は、この紙面では書けませんが、安いです。

コラボクーポンとは少々異なりますが、
需要と供給の間に立って出来高で課金する事業を
「スイッチボードビジネスモデル」
と言います。

スイッチボードとは「配電盤」のこと。

需給の間に立って課金する仕組みを持った事業を、
スイッチボードビジネスと言います。

広告代理店も「代理業」ですから、
メディアとクライアントの橋渡しをしている意味では
スイッチボードビジネスモデルです。

旅行会社も、旅行者と宿泊施設の橋渡しをしている意味で
スイッチボードビジネスモデルです。

僕は、僕がいなければ出会えなかったであろう両者を
つなぐのが大好きです。

商品はいいが販路が無いとか、
販路はあるが売り物が無いとか、
そういうことを見つけ、
アイディアを付加して行くのが好きです。

この気持ちを代弁してくれる逸話があるのでご紹介しましょう。

10年近く前でしょうか。

何かで読んだとてもいい話なのです。

記憶を頼りに再現してみます。
 ※以下の物語は、数字的に合わない部分がありますが、
  この逸話の「 発想 」に学ぶことができます。
――――――――――――――――――――――――――――――
 若い花屋が思いついた。
 飲み屋街のクラブのママさんにこう持ちかけたのだ。
 「毎日無料でカウンターフラワーをお届けしますが、いかがですか?」
 はじめは訝っていたママ達も、花屋の戦略を聞いて納得。
 結果、短期間に1000軒の飲み屋さんと契約を結ぶ。
 100軒の契約実績を持って、今度はタクシー会社の社長に。
 「毎晩のように100軒の飲み屋さんから、酔客をご紹介いただけますよ」
 タクシー会社社長は大喜び。
 「その代わり、飲み屋さんに飾る花の代金をお願いします。」
 毎晩、確実にお客様を確保できるなら、花代は安い。
 タクシー会社との契約は成立した。
 もちろん、100軒の飲み屋さんには、
 「タクシーのご用命は、必ずこのタクシー会社にお願いします。」
 と言ってある。
 結果、100軒のクラブに花を収めることになった若者は、
 その後も、そのユニークな発想を駆使して成功者となった。
 タクシー会社のメリットは、
 日々100軒の依頼が舞い込む可能性があること。
 クラブのメリットは、美しい花が無料で届くこと。
 そして若者は、関わる人から感謝と報酬をもらう。
 結局、花代は誰が支払っていることになるか?
 そう、酔客。
 しかし彼らもまた、迅速なタクシーを手配してくれる
 ママに感謝しているはずだから、
 それは、みんなが幸せになるセットアップだった。
――――――――――――――――――――――――――――――
なかなかよくできた話です。

売り手より、買い手よし、世間よしの三方よしですよね。

こんな発想とアプローチは、登場人物を変えることで、
いくらでもやれるのではないでしょうか?

それにしても、世間が、どんなルールと仕組で動いているかに
興味は尽きません。

発想と行動力、そして、応援してくれる仲間と、
共に学び、実践して行きます。


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Posted by しるばーうるふ at 20:51Comments(0)しごと

2011年01月13日

売店だけで4億円も売り上げる

かなり前ですが、十数年前、
とある旅館さんに訪問して話を聞き、
ビックリしたことがあります。

それは、その宿は、
売店だけで4億円も売り上げていたから。。。

堂々たる小売店ですよね。

そしてそのとき、
宿の売上の10%程度が売店の売上なのだということも知りました。

その宿は40億円の年商ですので4億円だったのです。

で、いろいろ調べてみると売店の売上は
施設全体の売上規模に関わらず10%が目安だ
ということも分かりました。

売上10億円なら1億円、1億円なら1千万円です。

売店商品の粗利益は30%以上ありますし、
それが「日銭」として入るのですから、素晴らしい!

ただ、それにしては、
●お客様が買いたいときに売店スタッフがいない。
●店内の陳列も仕入れ業者さん任せ。
●オススメも売れ筋も分からない。
●EV内や客室でのインフォメーションも弱い。
と想います。
(近年は頑張っている施設様もございますが)

もっともっと売上が創造できそうですよね!

そこでご提案。

お金をかけずに売店の売上を上げる方法があるのですが、
知りたいですか(^_^;)?

・・・ということで、異業種に学びましょう(*^^)v

実は、驚異的売上を誇る店舗を6つ経営する
「パン屋」さんから相談を受けました。
(僕は旅館様、ホテル様専門ですが、色々とご縁があるようです)

それは店内POPによる活性化のご相談でした。

松尾: なぜ、POPを「手書き」にしたいと思ったのですか?
Mr : 多店舗展開において、POPやプライスカードが「画一化」するのは
     マズイと思ったんだよ。
松尾: それは何故ですか?
Mr : うちのお店はすべてが本店と考えており、
     その地域の皆様、お顔の見える「アナタ」に、
     美味しいパンを通じて「笑顔」をお届けしたいと考えているんだ。
     だから、それぞれのお店のスタッフが、
     お客様ひとりひとりのお顔を想像しながら書くPOPこそが、
     大切だと考えたんだよ。
松尾: なるほど~。それにしても、デジタルからアナログへの移行は、
     現場としては抵抗があるのではないですか?
     だって、全て手書きなんて面倒くさいもん!
Mr : うちのスタッフなら、やってくれると信じているし、
     デジタル全盛時代だからこそ、
     手間暇をかけた本物の仕事をして欲しいと願っているよ。
松尾: ・・・・・Mrの想いは分かりました(*^^)v。
     実は、僕の住んでいるマーケティングの世界では、
     POPこそ古くて新しいテーマなのです!!!

さて、僕のビジネスパートナーで、
この春、POPコンサルとして独立する島村信二さんという方がいます。

この方は、セブ○イレ○ンさんのスーパーバイザーだったのですが、
得意技がPOPで、POPひとつで、
その商品の記録的売上を次々に実現してきたのです。

そして、鍛錬塾メルマガ執筆者の1人、
中山マコト先生の教えを受けた方でもあります。

彼、曰く、メーカーから支給されたPOPや、
何も考えなず、ただ書いたPOPは、
「見てくれない。信じてくれない。行動しない(買わない)」
だそうです。

確かにね~(^_^;)。

僕も、彼らの影響もあり、
最近、宿泊施設様の売店POPと売り場編集も
業務として実施していますが、
宿の売店は「可能性のある空間」ですよね。

中山マコト先生曰く、
P(パッと見て)
 足を止めていただく。売り込み臭ゼロ。ちょっとした違和感。
O(オッと思わせ)
 売り手が言いたいことより、相手が知りたいこと。
 買った人がどうなるか、お客様のメリットを描く。
P(ピンときて買う!)
 たった一人に向かって話しかけること。
 究極は「ラブレター」

これを留意してコツを掴んだPOPをつけるだけで、
「じっくり見てくれる。信頼してくれる。思わず買っちゃう」
ようになります。

そのテクニックとは、(以下、松尾流にちょっとアレンジしてます)
(1)物語で落とす!
(2)数字で落とす!
(3)生声で落とす!
(4)擬人化で落とす!
(5)目的で落とす!
(6)お笑いで落とす!
(7)泣き落とす!
(8)衝撃で落とす!

例えば箱菓子など、
「これひとつで15人に配れます」とか、
「今日から2日以内に会う人に配るのならコレ!」とか、
「女性の方にはお売りできません。美味しすぎて
 太るってクレームが来るので・・・」
とか書くだけで、売上につながります。
(もちろん書体、大きさ、形も総合的に考慮が必要ですが)

ここでは詳しく触れませんが、
これほどテクニカルで分かりやすい販促も無いな~と想っています。

ちなみに、僕の好きな本屋さん
「ビレッジバンガード」さんのPOPも有名ですが、
今でも忘れられないのは、
音楽CDの棚に、
「この曲で落とせなかったら、その女性は諦めなさい」
すげ~ッ!

しかも、店員さんオリジナルですよ。

コンサル要らずです。

社風というものは、構築できると最強ですね。

さて話を戻すと、そのパン屋さんには、以下のことを伝え、
結果、各店舗スタッフにPOPについての3日間の
レクチャーとワークショップにて、
実際にPOPを作る時間をいただくことになりました。

お伝えしたのは、POPを書くと・・・
 ★お客様との会話のきっかけになり、距離が縮まります。
 ★お客様との会話の質が上がり、会話の量も増えます。
 ★製造と販売のコミュニケーションが良くなります。
 ★仕入の知識も増え業者さんと、さらに親しくなれます。
 ★商品知識がつき、ますます商品に愛着が湧きます。
 ★店内に笑顔が増えます。
・・・ということ。

つまり、いいこと尽くめです(笑)。

そして重要なことは、POPは、売上アップの秘策ではなく、
お客様が、もっと楽しく、
笑顔で買い物できるようになるためのものであるということ。

「売上アップは結果でしかない」ということです。

人の役に立ったり、人から感謝されたりすることを
「 幸せ 」と呼ぶならば、
POPを書いた人も、幸せな気持ち、
温かい気持ちになれると想います。

だからPOPは、たくさんの人を幸せにするラブレターなのです。


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Posted by しるばーうるふ at 20:36Comments(0)しごと

2011年01月13日

母の席に座ってください

人間のなんたるかが、パーフェクトに語られています。

出典は"人間学を学ぶ月刊誌"「致知」。

集客にも、売上増にも、ブランディングにも
関係ないように思われるかもしれませんが、
大切なことですし、どうしてもご紹介したかったのです。

【ここから】
その先生が五年生の担任になった時、
一人、服装が不潔でだらしなく、
どうしても好きになれない少年がいた。
中間記録に先生は少年の悪いところばかりを記入するようになっていた。
ある日、少年の、一年生からの記録が目に留まった。
「朗らかで、友達が好きで、人にも親切。勉強もよくでき、将来が楽しみ」
とある。
・・・間違いだ。
他の子の記録に違いない。
先生はそう思った。
二年生になると、
「母親が病気で世話をしなければならず、時々遅刻する」
と書かれていた。
三年生では
「母親の病気が悪くなり、疲れていて、教室で居眠りする」
後半の記録には
「母親が死亡。希望を失い、悲しんでいる」
とあり、四年生になると
「父は生きる意欲を失い、アルコール依存症となり、子供に暴力をふるう」
・・・・先生の胸に激しい痛みが走った。
ダメと決めつけていた子が突然深い悲しみを生き抜いている
生身の人間として自分の前に立ち現れてきたのだ。
放課後、先生は少年に声をかけた。
「先生は夕方まで教室で仕事をするから、
 あなたも勉強していかない?分からないところは教えてあげるから」
少年は初めて笑顔を見せた。
それから毎日、少年は教室の自分の机で予習復習を熱心に続けた。
授業で少年が初めて手をあげた時、先生に大きな喜びがわき起こった。
少年は自信を持ち始めていた。
クリスマスの午後だった。
少年が小さな包みを先生の胸に押しつけてきた。
あとで開けてみると、香水の瓶だった。
亡くなったお母さんが使っていたものに違いない。
先生はその一滴をつけ、夕暮れに少年の家を訪ねた。
雑然とした部屋で独り本を読んでいた少年は、
気がつくと飛んできて、先生の胸に顔を埋めて叫んだ。
「ああ、お母さんの匂い!今日はすてきなクリスマスだ」
六年生では先生は少年の担任ではなくなった。
卒業の時、先生に少年から一枚のカードが届いた。
「先生は僕のお母さんのようです。
 そして、今まで出会った中で一番すばらしい先生でした」
それから六年。
またカードが届いた。
「明日は高校の卒業式です。
 僕は五年生まで先生に担任してもらって、とても幸せでした。
 おかげで奨学金をもらって医学部に進学することができます」
十年を経て、またカードがきた。
そこには先生と出会えたことへの感謝と
父親に叩かれた経験があるから
患者の痛みが分かる医者になれると記され、
こう締めくくられていた。
「僕はよく五年生の時の先生を思い出します。
 あのままだめになってしまう僕を救ってくださった先生を、
 神様のように感じます。
 大人になり、医者になった僕にとって最高の先生は、
 五年生の時に担任してくださった先生です」
そして一年。
届いたカードは結婚式の招待状だった。
そこには、
「母の席に座ってください」
と一行、書き添えられていた。
【ここまで】

いかがでしたでしょうか?

何度でも読んでいただきたいエピソードです。

僕はこのエピソードを読んで、その人の「今だけ」を見て、
その人のすべてを判断することはしないと決心しました。

人にはそれぞれ背景があり、事情があります。

それを知る努力無しに、人をむやみに批判できませんね。


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