こんにちは。
人を活かす仕組みコンサルタント 佐藤なな子です。
このメルマガをお読みの方の中にも、パートアルバイトを雇用している
企業も多いのではないでしょうか。
私もパートアルバイトを数多く雇用した経験もあり、
部下として指導した経験もあり、
そして現在も少数ではありますが雇用をしています。
そしてパートアルバイトが多い現場に、指導に入ることも、数多くあります。
今日は「パートアルバイト費の変動費化」について、少し考えてみましょう。
企業様からのパートアルバイト関連で多いご相談は、マネジメント
の課題解決が中心になっています。
●募集が難しい、募集してもなかなか来ない
●現場に採用を任せているが、採用基準が明確になっていない
●なかなか戦力化できない、教育に時間がかかる
●モチベーションの維持が難しい
従って、「パートアルバイトを教育できるような店長・マネージャーを
教育してくれないか」というオーダーが来るのです。
しかし。
そもそも、なぜパートアルバイトを雇用しているのでしょうか?
企業が人を雇用するのは「お客様の満足を高め、売上を上げ、利益
を高める」のが目的のはずです。
なのに、パートアルバイトの教育に携わるのは、
時給換算すると高時給な正社員。
しかも教育に、かなりの時間(コスト)をかけています。
その割には「マニュアル化すると、画一的になるので、ウチはマニュアル化
しない方針です」というナンセンスなお話も、よくお聞きするセリフ。
そして現場に入ってみると、高時給な正社員と、時給800円程度の
パートアルバイトが、同じ作業をしているのです。
パートアルバイトを雇用するのであれば、
低投資・高効率の変動費型の経営構造をとらなくてはなりません。
それには、1店舗、もしくは1拠点のなかで、総労働時間数の割合が、
正社員2割:パートアルバイト8割を目標にすること。
そして正社員はマネジメント業務、パートアルバイトは簡単な作業
から時間帯責任者までの業務をすると、明確に区別する事。
そうすると忙しい時期と暇な時期に合わせて人件費を投入することが
できますし、成り行き任せのマネジメントから脱却することができます。
つまり労務費を、しっかり変動費化していくことが大切なのです。
特に、パートアルバイトを固定シフトにしている企業はご用心。
これでは、決して労務費は変動費化しません。
また「そろそろ1年経つから」「もう少し重要なポジションを任せたいから」
という理由で、時給を上げている企業も注意が必要。
出来ないクセに高時給なスタッフばかりが出ている現場では、お客様が
離れていく上に、人件費の垂れ流しです。
基本的に「望まれた業務をできるようになった人間に、ランクと給与を
つけていく」という考えを外してはなりません。
多忙な時間帯に、
出来ないパートアルバイトを5名投入するのであれば、
有能なパートアルバイトだけを3名投入する方が、
生産性とコストのバランスが取れます。
そしてそれこそが、本来の顧客満足につながるのです。
佐藤なな子
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