こんにちは。人を活かす仕組みコンサルタントの佐藤なな子です。
突然ですが、クイズです。
とても高い塀の上に、3匹のネコがいます。
1匹は、怖くて塀から飛び降りる事ができませんでした。
「うう、怖い…とても飛び降りる事なんか出来ないよ…」
すると別なネコが言いました。
「何言ってるんだい、こんな高さ、ヘイチャラさ。
スグに飛び降りてやるよ」
もう一匹のネコも言いました。
「ボクも平気さ、ほうら」
そして、高い塀からヒューっと飛び降りて見せました。
怖がりのネコはそれを見て
「ああ、勇気が出た!ボクも飛び降りれそうな気がする!」
と言いました。
さて、ネコは何匹飛び降りたでしょう?
…いかがですか?答えは出ましたか?
このお話し、色々な場所で耳にする機会が多いので、聞いた事が
あるかもしれませんね。
答えは、もう少し、後で書きましょう。
さて、前回は「現場改善が目に見えて進む会社づくり」というテーマで、
当社で扱っている「気づきを行動につなげるプログラムがあります」
と書きました。
気づきを、スタッフに書かせる。
すると、どんな気づきが出るのか。
そんな内容でした。
でも、気づいたからと言って、スグ行動につながるワケではありません。
私は研修業界にいますから、
セミナーもしますし、研修も行います。講演もします。
受講者が「いいお話し、ありがとうございました!」と言って下さる事も、
多々あります。
しかし「いい話」を聴いたからと言って、その人の行動が変わる
ワケではないのです。
気づいた「気づき」は、スグに優先順位をつけて、分類させます。
A:重要で緊急なもの
B:重要だが緊急性のないもの
C:緊急だが、重要ではないもの
D:重要でも緊急でもないもの
できれば、この気づきをカード化して、並べ替えられると良いでしょう。
優先順位に従って、順番を振ります。
するとあっと言う間に、100個くらいのTO DOリストができあがります。
あとはこのリストに日時を入れていくだけ。毎日のスケジュールに
組み込み、それを粛々とやらせます。
つまり「気づき」をスケジュール化しなければ、何も行動にはつながらない
のです。何となく頭の中で、今日やる事を漠然と捉えているだけでは、
絵に描いた餅。
今日やる事を「決めて」、そして「やる」のです。
実際に取り組む際に、やり方がわからない、職能や知識がない、と
いう場合には、事前・事後に手助けします。およそ部下のリストや
スケジュールを見ると、日程通りに出来るか出来ないかぐらいは、
わかります。
そして1日を終えたら、出来たか出来ないかの進捗を日報などで報告
させます。
自分で気づいた「気づき」ですから、取組みのモチベーションが違うので、
出来たら大喜びしますし、出来ないと、とても悔しがります。
滞れば自分で考えますし、相談にも来るようになります。
小さな成功体験の積み重ねをさせられるのです。
やらされ仕事ばかりをしているのであれば、
ぜひ、「気づき行動化」へシフトさせると良いかもしれません。
そして「気づき」で終わらせる事なく、きちんとレールを敷いてやる事が
大切です。
さて、先ほどのクイズの答え。
正解は「1匹」です。
実際に飛び降りるという「行動」をしたのは、1匹だけなのですね。
佐藤なな子
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