究極の集客装置とは何か?
◆陸女鮨(おかめずし)さんという寿司屋さんがあります。
http://www.pressart.co.jp/s-style/navi/go103380
ここは1ヶ月先まで予約でいっぱい。
場所、味、席に、秘密があります。
親方の腕も、畏るべし。
◆湯主一條さんという僕も懇意の老舗宿があります。
http://www.ichijoh.co.jp/
ここは JTBさんでは「90点以上の宿」であり、
楽天さんでは、宮城県総合1位、サービス1位、食事3位であり、
じゃらんさんでは、高級宿ランキング東北1位です。
マスコミの取材もひっきりなし。
鍛錬塾思考で言えば、「ポジショニング」こそは究極の集客装置です。
「今まで食べてきた鮨は一体なんだったのだろう…。」
あるお客様がネットで吐露していました。
陸女鮨(おかめずし)。
場所は仙台市郊外の八乙女というところ。
●昼夜各2組ずつしか食べることができません。
●住宅地の奥まった分かりにくいところにあります。
●見た目、ただの「家」。というか実際に住まいです。
●接客は女将さんと若女将さんだけです。
●食事場所は数寄屋造りの和室の座敷。
●縁側に座敷のテーブル接して、つけ場があります。
●外はこじんまりした、でもよく手入れのされたお庭。
僕の体験ですが、予算は1万円少々。
以下をお読みになれば分かりますが、
脱日常×極上の寿司ですから、とても安いです。
はじめは河豚をいただき、ヒレ酒も堪能した頃、
親方が桶を持っておもむろに登場。
桶には仕込み仕事がキチンとされた極上のネタが入っています。
親方は、正座をしながら、ゆらゆらゆれながら握ります。
ネタは1種類か2種類づつ、
お盆に載せて目の前にほぼ手渡し。
場所と空間と親方の所作が、とても新鮮。
日本有数の漁場「三陸」の最高級のネタを、
ほろほろと口で崩れるシャリと一緒にいただくのは、
幸せの極みでした。
脱日常の魔法がかかっているし、
自己重要感に浸ることができているから。
同じホッキでもここで食べると違います。
同じ中トロでもここで食べると違います。
同じ車えびでもここで食べると違います。
もう一度書きます。
脱日常の魔法がかかっているし、
自己重要感に浸ることができているからです。
親方は東北一の繁華街「国分町」で
10年ほど前まで寿司屋をしていましたが、
「最高のおもてなし」を求めて
今の場所(自宅ですが)で今のスタイルを始めたそうです。
わがままですよねぇ(^_^;)。
でもそのわがままを「いい」と言ってくれるお客様がいるのです。
しかも頼みもしないのに、
僕のように「クチコミ」します。
ブログで書きます。
メルマガで書きます。
人に逢うたびに「陸女鮨って知ってる?」などと
「自慢話」を始めます(笑)。
「はじめて行くと、必ず道に迷うよ」
こんな言葉も、強力なクチコミになります。
結果、多くの人が「行ってみたい」と想い、
機会を創って訪れます。
あなたの施設や事業は、
どんな「クチコミコトバ」を持っていますか?
「クチコミコトバ」があれば、
僕が常に言っている「やり方より、あり方」の世界が
ここに広がるという寸法ですね。
「いやぁ、うちは物理的に無理だなぁ」
「差別化についてはもう10年も考えてるんだけど」
という向きもあるかと存じます。
でも、差別化は絶対に可能です。
学び且つ行う実践と鍛錬と発想の先に、きっと答えがあります。
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僕が創った理念
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ネタ探しに、昔のメールを見返すことがありますが、
懐かしい文章に目が留まりました。
以下は、3年前、あるIT企業の取締役になったときに、
僕が創った理念です。
経営とは未来創造業です。
明るい未来が確信できるとき、組織は最大の力を発揮します。
自らの成長を確信できるとき、人は動き出します。
そのためのエネルギーとして必要不可欠なものが、
『顧客からの高い評価と賞賛』です。
事業の『目的』は、沢山の人の笑顔を創ることであり、
追いかける数字は、単なる『目標』でしかありません。
『目的』を求める先に、利益があるのであって、
『目標』を求めること自体が『目的』になってはいけません。
社員がプライドをもって働ける理念の下、
顧客満足が、社員満足に直結するような仕事を、
『仕組み』を以って実現したいと思います。
誰かの役に立つことが、人間の本懐です。
みんな、誰かの笑顔を見るために生きています。
う~む。あれから3年かぁ(^_^;)。
★「商売とは相思相愛を探す旅」
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