真実のエピソードです。
読んだ人に、深い感銘を与えずにはおきません。
「がんばれ社長」という日刊メルマガで知ったのですが、
出典は"人間学を学ぶ月刊誌"「致知」ですね。
では、はじまります。
●小学五年生を担当するある女性の先生は、内心でひとり
の男子児童を不快に思っていた。勉強しないから成績も
悪いし、服装もいつも薄汚い。それに子どもらしさがなく
表情も性格も暗い。
この先生は、内申書にその気持ちを正直に書こうとした。
●書く前に、念のためにこの児童の一年生からの内申記事を
読んでみて驚いた。
一年生「○○君はとても成績優秀で努力家。性格も明るくて
周囲からの人気者」とある。
先生は目を疑った。他の児童の内申書ではないのかと何度も
確認した。
●二年生「お母さんが病気で看護疲れをしているようだ。
時々授業中に居眠りをすることもあるが、がんばってほしい」
●三年生「お母さんが亡くなった。心の支えを無くしたよう
で時々ぼんやりしている。家事も手伝っているのだろうか、
宿題をやってこないときがある」
●四年生「お父さんが酒に酔って乱暴することがある。
自宅でも怯えることがあるようだ」
●これを読んで先生はショックを受けた。
●こんな年若い児童が苦しみを受けながらもそれに耐えて
学校に通っていることを思うと、先生は胸が熱くなった。
●ある日、先生はこの児童に声をかけた。
「先生はいまから教室に残って仕事をしていくから、あなた
も良かったら残っていかない。勉強の分からないところが
あったら先生が教えてあげる」
彼は教室に残り、勉強した。
・・・この話はまだまだ奇跡のような後日談があるような
のですが、紹介はここで終わっています。
僕はある種、泣きたくなるような感慨に囚われました。
その人の「今」を見て、
それだけで判断するような事は しない、、、
そう決心しました。
人にはそれぞれ背景があり、事情があります。
それを知る努力無しに、人をむやみに批判するものでは
ありませんね。
そして、特に今回のエピソードで感じたのは、
「わが子には、そんな思いはさせたくない!」
ということでした。
皆様はいかがですか?